1985-03-19 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
何しろ、今も小川委員の方からお話がございましたように、昭和四十年の初めにおきましては五十万戸以上の養蚕農家がございましたのが、最近では十一万戸程度になってしまったということでありますし、また、この繭糸価格安定法の一部改正の問題につきましても、研究会の答申を受けて出ていることは御承知のとおりでございます。
何しろ、今も小川委員の方からお話がございましたように、昭和四十年の初めにおきましては五十万戸以上の養蚕農家がございましたのが、最近では十一万戸程度になってしまったということでありますし、また、この繭糸価格安定法の一部改正の問題につきましても、研究会の答申を受けて出ていることは御承知のとおりでございます。
○菱谷参考人 このたびの繭糸価格安定法改正案についての私の率直な意見をごく簡単に申し上げたいと思います。 蚕糸業の価格安定を事業とする事業団が、累積した生糸在庫を処理し、生糸買い入れの過程で発生した多額の借入金を返済していくためには、何らかの処置が必要であると私は考えます。このたび一般会計から援助が得られたわけですから、一刻も早く事業団を再建して、国民の負託にこたえるべきものと考えます。
まず第一に中島参考人でございますが、現在の繭糸価格安定法また安定事業団法の改正については運用を誤らないようにやってもらいたい、そうすれば蚕糸業も何とか運営していかれるのではないか、こういうお話がございました。
○篠島政府委員 生糸の価格につきましては、現在繭糸価格安定法に基づいて管理運用されておるわけでございますが、今農林省の方から法律の改正案が出ております。
実は養蚕農家の皆さんといろいろと長時間議論をしたときに、最後に特に若い方々から出たのは、この繭糸価格安定法が改定されたときに、マスコミなどを見ますと、過去の実績ですね、私はずっと長いこと野にありましたから過去のことはよく理解できないのでありますが、極端に言うと三行、五行で片づけられる、マスコミ報道は。内容がわからない。どう変わったのかわからない。
○小川(国)委員 繭糸価格安定法それから事業団法の改正案が提出をされているわけでありますが、この法案の内容がもたらすものは、日本の養蚕農業あるいは製糸業あるいは絹織物業、消費者、各方面にわたって非常に大きな影響を持つ今回の改正案ではないかと思うわけです。
これはこの法律が通ったら速やかに決定したいと思っておりますが、その新しい繭糸価格安定法のもとで——生糸の行政価格につきましては昨年十一月に繭糸価格について生糸年度途中の改定を行ったところであります。そんなことで、現行の中間安定措置における価格水準を尊重して適切に決定したい、こう思っております。
蚕糸業対策、これは今国会に繭糸価格安定法等の法改正も出されているわけですけれども、今大変な危機に瀕しているわけです。 養蚕農家を守るために、大臣の所信の中には軽くちょこっとしか触れてありませんので私は不満足でありますが、触れてあるないではなくて、真剣にお取り組みいただけるものと私は考えておりますけれども、細かいことについては時間がございませんので割愛をいたします。
基準糸価というのは繭糸価格安定法の第十二条の五にありますが、これは生糸の生産条件及び需給状況その他の経済状況を見て適正に農水大臣が責任を持たなきゃならないのでしょう。この基準糸価が下がった場合には買い入れもしなきゃならないのでしょう。隔離しなきゃならないのでしょう。なのに隔離してきましたか。
その項目を要約いたしますと、一つは繭糸価格安定法を堅持し、その趣旨を体して蚕糸業の安定的発展を期すること。二つは再生産が可能な繭糸価格の実現に努めること。三つは輸入を抑制すること。四つは国産繭の生産体制を整備し、生産性の向上と増強に努めること。五つは積極的な流通改善と需要増進対策を講ずること。おおよそこのような趣旨であります。
このようなことでは、生産者ももちろんでございますが、消費者にとりましても安定しないということで、やはり何らかのある幅の中に価格をおさめる必要がある、こういうことで繭糸価格安定法というものが戦後できまして、その幅の中におさめておるということでございます。
それは、繭糸価格安定法に基づく制度がもたらす構造的な危機であります。国際的な産業であります繊維産業にとって、極めて割高である原料を出発点にしなければならないということは致命的であるというふうに考えます。農業である養蚕業と製糸以降の工業とを切り離して対策を講じなければならないというように考えます。このまま放置いたしますと、製糸、絹業がともに日ならずして崩壊する可能性が極めて強い状況にあります。
基準糸価の決定方法については、御承知のとおり繭糸価格安定法によりまして、生糸の生産条件及び需給事情その他の経済事情から見て適正と認められる水準に決定すると、これが法律上のルールでございますので、今申し上げましたような大変難しい諸情勢を勘案しながら審議会の意見も聞いて適正に決定してまいりたい、かように考えております。
しかしながら、その中におきましては、何とか少しでも在庫を減らそうという問題意識もございまして、一昨年のこの繭糸価格安定法の一部改正におきまして、新規の用途等に対しましては時価よりも安い価格で在庫を売れる、こういう制度も創設をしていただきましたので、その制度を活用して、単に在庫減らしということだけではございませんで、それによって新しい需要開拓の刺激剤となる、こういう意味から、一昨年十一月以降、約一万俵
今おっしゃったように、確かにこれは議員立法によって繭糸価格安定法がやられたわけでございますが、この一元輸入については、当初五十一年三月に改正されたときには「当分の間」、こういうふうになっておるのでございいますが、既にしかし八年、九年目を迎えようとしておる。この「当分の間」とは一体いつまでか、これをお聞きしたい。
○小島(和)政府委員 これは繭糸価格安定法の規定によりまして決定するわけでございまして、ただいま私どもの耳へ入っております話としましては、需要者側からはできるだけ基準糸価は安い方がいいという声もございますし、また蚕糸関係者からは、いよいよ減産までやらざるを得ないというふうな厳しい際であるから何とかしてこの価格は守ってくれという声もございます。
それから、いつまでも和服だけの需要に頼るということでも問題でございますから、洋装でございますとか、あるいはインテリアでございますとか、そういう新しい需要の喚起ということも必要というふうに考えておりまして、先年改正していただきました繭糸価格安定法によりまして、新規用途等については事業団の在庫を市価よりも安く売るという制度をつくっていただいたわけでございます。
私は、昭和五十七年八月十九日、第九十六回国会で、繭糸価格安定法の一部改正法律案を審議の際に、事業団の在庫の削減について質問をいたしたところ、小島局長、あなたは、適正在庫は五万俵でございます、農林省としては三年ぐらいで適正水準に持っていきたい、こういう答弁をしておるのです。その当時の在庫は十四万四千五百余俵、現在では十七万五千俵、逆にふえているのです。一年半前に答弁したことがこんなことになっておる。
○政府委員(小島和義君) 一昨年、繭糸価格安定法の改正の御審議の際に、おおむね三年ぐらいの間に五万俵ぐらいに縮減したいと、希望的観測とお断りして申し上げたわけでございます。
だから与野党同士が考えなければならないのですが、それを受けて国内法でありました繭糸価格安定法、そういうもの等はいまや機能しなくなったのですね。あるいは生糸の商品市況においても玉の動きはない。 そういうことを考えますと、どうしてこういうことになったか。これも御指摘にあったように需要というものがほとんど望めなくなった。
○奥田(幹)委員 この繭糸価格安定法、昭和二十六年に発足をしたわけでございまして、目的は、生糸の輸出の増進、それから蚕糸業の農家の経営の安定、この二つが目的にうたわれておるわけでございまして、十年前、四十七年に議員立法で一元化輸入の制度ができております。しかしながら、目的はいささかも変わっておりません。
もちろん事業団在庫を減らすことが私ども至上命令であるというふうに考えておりますので、前回先生方にお願いしまして、繭糸価格安定法の一部改正で新規用途の道を開くとか、そういうことをやらせていただいたわけでございますが、輸入関係で相手国に対して十分事情を話すこととあわせまして、基本的には現在の需要を拡大していく、パイを大きくしていくことがどうしても必要だと考えておりますので、その辺の必要性についても御認識
○古谷政府委員 基準糸価につきましては、繭糸価格安定法に生糸の生産条件、需給事情その他の経済事情から見て適正と認められる水準に決定しろという法文がございますので、これに基づきまして決定させていただきたいと考えております。
○古谷政府委員 昨年、繭糸価格安定法の一部改正を行いましたときに、現在大体十五万俵程度の在庫がある、それを過去の実勢からいいますと大体五万俵程度ぐらいまで、これが一応適正在庫と言えるのではないかということを申し上げたわけでございますが、その事情は現在も変わっておりません。
○政府委員(小島和義君) 基準糸価につきましては、繭糸価格安定法によりまして生糸の生産条件、需給事情、その他の経済事情から見て適正と認められる水準に決定するということにされております。御承知のように、生糸につきましては一本価格ではございませんで、安定帯制度をとっておりますので、行政価格が即農家の手取りということではないわけでございます。
○政府委員(小島和義君) 昨年繭糸価格安定法の一部改正法案の御審議の際におきまして私からお答えを申し上げておりまして、おおむね三年ぐらいの間にはほぼ適正水準にもっていきたいという願望を持っておると、こういうことをお答えを申し上げておりまして、その願いはいまでも変わることなく持っておるわけでございます。
昨年この繭糸価格安定法の審議の際に局長が、このいまある在庫を三年間で適正在庫の五万俵にすると、こういう明確な答弁をしているんですが、この自信をいまもお持ちですか。
━ ○議事日程 第二十七号 昭和五十七年八月二十日 午前十時開議 第一 私立学校振興助成法の一部を改正する法 律案(衆議院提出) 第二 国立又は公立の大学における外国人教員 の任用等に関する特別措置法案(衆議院提 出) 第三 裁判所法等の一部を改正する法律案(内 閣提出、衆議院送付) 第四 毒物及び劇物取締法の一部を改正する法 律案(衆議院提出) 第五 繭糸価格安定法
○議長(徳永正利君) 日程第五 繭糸価格安定法の一部を改正する法律案(衆議院提出)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長坂元親男君。 ————————————— 〔坂元親男君登壇、拍手〕
○衆議院議員(羽田孜君) ただいま議題となりました衆議院農林水産委員長提出の繭糸価格安定法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨及びその主な内容を御説明申し上げます。 最近のわが国蚕糸業を取り巻く情勢は、末端絹需要の減退、海外からの生糸・絹製品の輸入圧力、蚕糸砂糖類価格安定事業団の在庫の累積等まことに厳しい状況に立ち至っております。
○委員長(坂元親男君) 繭糸価格安定法の一部を改正する法律案を議題といたします。 まず、提出者衆議院農林水産委員長羽田孜君から趣旨説明を聴取いたします。羽田君。
木晦日) ————————————— 議事日程 第三十五号 昭和五十七年八月五日 午後一時開議 第一 刑事補償法の一部を改正する法律案(内 閣提出、参議院送付) 第二 貸金業の規制等に関する法律案(大原一 三君外五名提出) 第三 出資の受入れ、預り金及び金利等の取締 りに関する法律の一部を改正する法律案 (大原二君外三名提出) 第四 繭糸価格安定法
————————————— 日程第四 繭糸価格安定法の一部を改正する 法律案(農林水産委員長提出)
○議長(福田一君) 日程第四、繭糸価格安定法の一部を改正する法律案を議題といたします。 委員長の趣旨弁明を許します。農林水産委員長羽田孜君。 ————————————— 繭糸価格安定法の一部を改正する法律案 〔本号末尾に掲載〕 ————————————— 〔羽田孜君登壇〕
繭糸価格安定法の一部改正ですね、これが可決をされたようであります。そこでこれは実割りというのがあるそうでありますが、この実割りをどういうふうな形で実施をするのか、その辺のところを説明をしていただくこと、これは通産省ですか。 それから、大島つむぎに対しての実需者売り渡しの割り当てというのですか、これについてはどのぐらいの数量が行われているのかお伺いをいたします。
こうした事態に対処し、当農林水産委員会では、絹の需要増進に資するため、絹の新規用途開発等に対して事業団在庫糸を活用する道を開くことなどを内容とした繭糸価格安定法の一部改正を、全会一致をもって委員会提出の法律案とすることに決したところであります。 しかしながら、今回の改正法は、その具体的運用を政府にゆだねていることから、その運用に当たっては、立法者としての意思を明確にしておく必要があります。
○羽田委員長 この際、繭糸価格安定法の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。 本件につきましては、先般来理事会におきまして御協議をいただいたところでありますが、本日その協議が調い、草案がまとまりましたので、その内容につきまして、便宜、委員長から御説明申し上げます。
お手元に配付いたしております繭糸価格安定法の一部を改正する法律案の草案を本委員会の成案と決定し、これを委員会提出の法律案といたしたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○政府委員(小島和義君) 基準糸価につきましての繭糸価格安定法上の規定といたしましては、生産条件、需給事情その他の経済事情から見て適当と認められる水準、こういうことに法定されておりまして、必ずしも生産要主義ということには相なっておらぬわけでございます。
お話がございましたように、統計情報部の生の生産費をそのまま価格に使用するということではございませんで、統計情報部の発表になりましたものを、ただいまの繭糸価格安定法の制度のもとにおける一つの従来から使ってまいりました方式によりまして組みかえをいたしておりまして、それをいわばもとにいたしまして、さらにこれを上下限に開くということで、異常変動防止価格帯が設定をされておるわけでございます。