1993-03-11 第126回国会 参議院 議院運営委員会 第6号
近年、リクルート、共和、佐川急便と政治腐敗事件が相次ぎ、このたびの金丸自民党元副総裁らの逮捕で、国民の政治に対する怒りと不信はその頂点に達しております。にもかかわらず、事件の真相解明に当たって国政調査権は思うように機能せず、国会の最高性は地に落ちたと言われる感があることはまことに遺憾であります。
近年、リクルート、共和、佐川急便と政治腐敗事件が相次ぎ、このたびの金丸自民党元副総裁らの逮捕で、国民の政治に対する怒りと不信はその頂点に達しております。にもかかわらず、事件の真相解明に当たって国政調査権は思うように機能せず、国会の最高性は地に落ちたと言われる感があることはまことに遺憾であります。
以上が本案の提案の内容とその理由でありますが、佐川急便の徹底解明、金丸政治腐敗事件等の真相解明が本国会でも国会に課せられた大きな課題となっており、国政調査権の行使、国民の知る権利の保障との関係が民主的に解決されることを強く期待される状況の中で、本改正案について速やかに全会一致の可決ができますことを期待して、提案理由とするものであります。 以上です。
そこで、自民党の金丸前副総裁、生原氏が巨額な脱税、しかもショッキングな政治腐敗事件が発生をした、そして逮捕された。法務大臣、大蔵大臣、両名の違反容疑の内容について報告してください。
この佐川事件、まあ引き続いてずっと政治腐敗事件が起こっております。自民党みずからも政治改革を一応テーマに掲げていらっしゃいます、踏まえて。それは私よくわかるんです。しかし、総理のこの著書を読みますと、いかに改革を目指そうとしても国民の意識との間に距離があり過ぎるとうまくいきませんよと総理みずからがおっしゃっているんですね。こういう認識、間違いないですか。
今回の佐川急便事件は、かつてない規模の深刻な政治腐敗事件であります。政治資金規正法違反をめぐる金丸自民党前副総裁の有罪確定と金子前新潟県知事の起訴は、事件の一角にすぎません。政界に流れた佐川マネーは空前の額と言われております。しかも、総裁選に暴力団が関与するという日本の政治史上最大の汚点が明るみに出されております。国民の政治不信は頂点に達しております。
今日までの政治腐敗事件を顧みるとき、すべてと言っていいほど許認可行政と絡んでおります。最近では、運輸省の大型航空機の機種選定に絡むロッキード事件、労働省や文部省の就職情報誌の規制等に絡むリクルート事件、そして運輸省の運送行政をめぐる今回の佐川事件であります。各省庁は膨大な許認可権を持ち、業者はその規制の網をくぐり抜けるために政治家や役人を利用する、そこに金権と腐敗が生まれる温床があります。
今回の佐川急便事件ほど深刻な政治腐敗事件は他に類を見ません。
まず、宮澤内閣の政治改革について、「ロッキード、リクルート、共和、東京佐川と続く政治腐敗事件は、国内はもとより国際的な政治不信を招いており、議会制民主主義の危機とも言うべき状況に立ち至っている。もはや、与野党を超えて政治の信頼回復に努めないと、政治が何をやろうとしても効果はあらわれず、国際的な信用も維持できない。
昨年来のリクルート事件を初めとする一連の政治腐敗事件、これをめぐって国民の間には強い批判があります。ところが、国民の期待に反して、その後もマスコミ等でリクルート事件の問題が論じられております。公判廷でもさまざまな問題が提起されている。それに加えて、新聞報道でも大きく取り上げられたように、藤波元官房長官が政治資金を自宅購入資金に充てていたというような問題が国民の怒りを呼んでおります。
「政治倫理審査会規程」については、国政調査権に基づく証人喚問が否定され、極端な秘密審査主義がとられ、著しく「行為規範」に違反をし、政治的道義的責任が重大である場合でも辞職勧告措置さえ不可能とするものであって、こうした点からいって、政治腐敗事件の真相究明、政治的道義的責任の明確化、そして再発防止という観点から見て、これらの三案は、いずれも何の役割をも果たし得ないものと断ぜざるを得ません。
○沓脱タケ子君 お気に召さないかもしらぬけれどもとおっしゃったんですが、私が申し上げているのは、 〔理事穐山篤君退席、委員長着席〕 たとえば、福田前総理、これは四月二十一日の東京の都内のホテルで講演の中で、一連の政治腐敗事件についてこういうふうにお述べになっているんですね。
国民の政治不信を招いた重大な政治腐敗事件が、田中金脈事件、ロッキード事件、日韓癒着事件と、次から次に暴露され、目下、ロッキード事件の公判が東京地方裁判所において行われておるのでありますが、こうした腐敗事件の真実を一日も早く解明し、再びかような事件の起こらないような対策を確立することこそが政治に課せられた重大な任務であると思うのであります。