1948-12-22 第4回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
敗戰後における日本のこんとんたる経済情勢下において、復興金庫というような特別な機関が生れざるを得なかつたということについては、その当時の事情として認めるものでありますが、しかし敗戰後三年を経て日本の経済も安定的な方向に向つて來ている。一方この復金の融資の問題にからみましても、昭和電工事件を初めとして醜惡な事件がいろいろ現われております。
敗戰後における日本のこんとんたる経済情勢下において、復興金庫というような特別な機関が生れざるを得なかつたということについては、その当時の事情として認めるものでありますが、しかし敗戰後三年を経て日本の経済も安定的な方向に向つて來ている。一方この復金の融資の問題にからみましても、昭和電工事件を初めとして醜惡な事件がいろいろ現われております。
○佐藤(觀)委員 もう一点お伺いいたしたいのは、実はこれは今の復興金融金庫の責任ではありませんが、最初のときにおいて、復興金庫から金を借りれば、これは返さぬでもよいのだ、ただもらつたようなものだという声が、非常に一般に瀰漫しておりまして、從つてたまたまそれと関連しまして、今度の昭和電工事件が起きたものですから、復興金融金庫に対する國民の怨嗟の声は、ちまたにあふれておると言つてよいほど、新聞、雜誌を見
第二の、現在農村における金融が梗塞されておる、そこで、農業協同組合等に保証せしめて徹底的に金融したらどうか、さらに進んでは、三百億円くらい出して農山漁村の復興金庫をつくつてはどうか、という御意見であります。御意見の通り、今日最もやらねばならぬことであり、遅れておるのが農山漁村金融の確立であると思います。
本日各派から共同提案をいたしました決議案は、何とかしてこの私学の現状を打開し、我が國文化を推進するために、私学振興のための金融機関を設立したいというのでありまして、從来の復興金庫を初めあらゆる金融機関は、私立学校の復興充実に対しては全く融資の途を閉じてしまつております。
なお農林水産復興金庫というようなことも考えられておつたわけであります。今日重要産業に対しましては、復興金融金庫法に基いて多額の融資がなされておる。
更にこれらの目的達成のために、農林漁業最大の隘路でありまするところの金融難打開のため、農林漁業に対しまして特別融資の機関として農林復興金庫のごときものを創設することこそ、経済破局を救つて呉れた農林漁民諸君に対する義務でもあり、又我が國の健全なる食糧自主性確立の根本であると考えるが、農林大臣のこれに対する御意見を伺うものであります。
目下のところ中央金庫等を活用いたしておりまするが、將來の問題として、長期、中興短期の資金の元をどうするかということについて、お尋ねの農林復興金庫等の設立については金融制度の問題と睨み合せて目下鋭意研究をいたしておる最中であります。(拍手) 〔國務大臣泉山三六君登壇、拍手〕
○周東國務大臣 今の復興金庫から出る金の問題でありますが、これは実は割当がごく最近きまつたようなわけでありまして、今までその手続がとられなかつたのであります。從つて今その手続をとつておる最中ですから、それに関連して金利その他についてはよく考究をいたしたいと思います。
恒久の対策につきましては、農林漁業復興金庫の問題もあります。また漁業保障制度の問題、保險制度の問題、漁業手形の問題もあります。これらはぜひとも恒久策として確立いたしたいと考えております。
陳情第四十三号、請願第三百号、これは復興金庫特別融資に関する陳情及び請願であります。趣旨は引揚者に対する庶民金庫の枠は狭いので、復興金庫の資金を特別に融資し、引揚者の更正を図られたいという趣旨であります。これにつきましては、諸般の事情によりまして一時保留することにいたしました。 陳情第八十四号は、高崎地方專賣局高田出張所復活に関する陳情であります。
第二百二十五号) ○どぶろく密造防止に関する請願(第 二百二十七号) ○復興金融金庫特別融資に関する請願 (第三百号) ○引揚者等生活困窮者の援護物資に対 する取引高税免除の請願(第三百一 号) ○写眞撮影技術家の取引高税廃止に関 する請願(第三百十一号) ○医薬、医療品並びに衛生材判の取引 高税免除に関する請願(第三百三十 七号) ○金融制度改革に関する陳情(第三十 六号) ○復興金庫特別融資
最近も農林省において農林水産復興金庫、これを根本的に立て直そうというような意見が進んでおります。その農林水産復興金庫というものには、できるならば水産の金融は全部それでやれるように、いわゆる特殊の水産関係のものがそこに全部纏めて貰うことができれば非常に結構だ。
もし政府が復興金庫のような國家資金をもつて、この不当に低位に置かれたところの水産業を飛躍的に発展せしめるために、特別の措置をもつてこの漁業振興の助成のための指導的金融を計画された場合はいざ知らず、現在の事業分量等に應じたところの担保力によつて金融するとしたならば、とうてい漁民が望むところの融通が得られないのでありまして、これは漁民の相互保証によるところの制度によつて初めてその幾割かが望み得られるのであります
この点につきましては、現在いろいろな公團が設置されておりますが、この各種の公團は、現在の公團法によりますと、復興金庫だけから融資を受けることになつておりまして、民間からはこの法案に規定されていると同じように、借入金をすることができないことになつております。このために、現在設置されております公団そのものの運営が、非常に支障を來しているという事実がございます。
(拍手)政府では、片山内閣時代に農村復興金庫案が企画され、また芦田内閣においても、これが実現を公約された。しかしながら「客観的情勢がこれを許さずして、遂にお流れとなつたのであります。これにかわるものとして新たに制定されたとか、されないとか聞きますところの金融業法の趣旨に基きまして、金融懇談会が中心となつて考究中のようでありますが、その構想をこの際発表願いたい。
第一点は、農業金融の根本を考えて、政府は農業復興金庫等のような、根本的な金融機構を確立する意思がないかというようなお話でありました。
まず第一に、農村金融につきまして、農村復興金庫というようなものを設置する考えがあるかどうか、また農林中央金庫から四十億の融資が決定したというが、これはさらに増額する考えがあるかどうか、さらに農村課税の問題につきまして、その徴税にあたりまして、農林團体に交渉権を認める意思があるかどうか、さらに早場米及び超過供出米に対しまして、報償金に対する課税を免除する考えがあるか、かような御質問であつたのであります
我々としては現在農林中金を通じましての、系統金融を通じましての資金の融通という途が一つあるわけでございますが、これの外に更に又農林、漁業復興金庫というか、特別な金庫をできればこれを作つて参りまして、特に漁業の問題では、固定設備に非常な金がかかる、船を造るにいたしましても、網を手に入れるにいたしましても、相当の金がかかるわけでありますからして、これは一般の地方銀行では到底融通できない問題であります。
その時分には復興金庫になつておりまして復興金庫が貸した。
更に長期資金といたしましては、漁業復興資金の活用並びに復興金庫に対する融資を目下考えておる次第であります。更にこの復旧事業に対する財政的処置といたしましては、お話のように相当被害が甚大であります。
從つてその場合におきましては、ひとり水産業だけでありませんで、各部門の産業につきましても、経済復興、産業金融として当然参るべきものは、ただいまも申し上げますように、國家の独立した機関であるところの復興金庫の責任においてどんどんやつてもらう。こういう方向に進められることになると思います。
御承知のごとく閣議決定によりまして、本年度臨時應急の措置といたしまして、本年八月から明年の三月までの間において、四十億円を限度として農林中央金庫の社債発行によつて、この社債を復興金庫が復興金融債の発行によつて引受ける、復興金庫の資金をもつて農林中央金庫の社債を引受けてもらいまして、農林中央金庫をして本年度において農林関係の復興事業に四十億の融資をするということに相なりまして、そのうち第三・四半期の分
從つてわれわれは今まで、農業復興金庫等、別に金融機関を設置いたしまして、急速に災害その他の土地改良等に要する資金なり、また補助の面の増額を要求してまいりましたが、政府ははたしてこの方面に対しまして、いかなる考えを持つておられるか、以上耕地関係については、南海地震等を中心にいたしまして質問する次第であります。
それから一般の復興資金の問題につきましては、特別の農林関係の復興金庫というようなもので設けて、それによつてそういう資金の円滑をはかりたいということにつきましては、かねて私どもの方でも主張をいたしまして、いろいろ立案をいたしたのでありますが、たまたま現在金融機構の全体の問題といたしまして、金融業法と申しますような一種の根本的な制度の問題が、関係方面の示唆によりまして、大藏省を中心として立案檢討せられておるわけであります
沿岸とか海洋どいうような遍別なしに漁業者が非常に困つておるような状態でありますが、殊に現在の状態では、漁業の復興金庫といろものの設立も覚束ないような状態でありますし、又問題を盛に起しておりますところの復金からの融資ということも——これは到底不可能になる状態の時に、この漁業の金融に関し、どういうふうなお考えを持つておられるか。
役所の方でもできる限迅速にして貰つて、尚銀行の方でも準備をいたしておるようで、各関係の者も作つておるのでありますが、なかなか復興金庫が普通に金を借すような考え方でやつたら、これはもう全く効果がなくなつて、折角僅かながらも出して貰う金の意義がなくなると思いますから、是非一つ急速に進めるように督励して、効果あらしめるようにして貰つたらば一番よいと思います。
そういう方面に若し求めることができますれば、金利も非常に現在のあれよりは安く行くのでありますけれども、遺憾ながらそういう方面の國債というものが認められませんで、暫定措置として復興金庫の資金を資金源として構入れるというふうになつております関係上、現在は復興金庫の資金というものが七分以上の原價で得られておりまするので、いろいろそれ以後の手続等の費用を見まするというと、どうしても九分五厘程度より以下にはなりかねるのであります
○説明員(平川守君) 復興金庫の普通の資金と農林漁業関係の復興資金との方は、一應資金の性質で仕訳けができるのでありまして、大体企業体でやつておりますような農林業でありましても、例えば水産業会社でありますとかそういう企業体でやつているものもありますが、こういうものは大体復金の方に行くことになつております。