1965-02-19 第48回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
○高橋(等)国務大臣 非常に御理解のある御意見を承りまして、私も全く同感でございます。ただ、ことしの特殊事情としまして、実は昨年の通常国会に法務省の設置法をお願いいたしましたところ、これが継続審議になり、この前の臨時国会において通過をいたしまして、この中に二百名の法務局の職員の増員が入っておった。そこでそれとあわせてことしの予算要求が非常にむずかしかったことも、ひとつ御了察をお願いいたしたいと思います
○高橋(等)国務大臣 非常に御理解のある御意見を承りまして、私も全く同感でございます。ただ、ことしの特殊事情としまして、実は昨年の通常国会に法務省の設置法をお願いいたしましたところ、これが継続審議になり、この前の臨時国会において通過をいたしまして、この中に二百名の法務局の職員の増員が入っておった。そこでそれとあわせてことしの予算要求が非常にむずかしかったことも、ひとつ御了察をお願いいたしたいと思います
○高橋(等)国務大臣 全く御説のとおりでございます。本年度も、昨年度以上の実際の増員査定を受けたいということでいろいろと折衝を続けたのでありますが、結局政府の方針によりまして、とにかく人員の増を押えよう、法務局の出張所だけはこれは認めるのがいいというので、非常にみみっちい話ですが、八十名の増員。しかし、それにあわせまして、実は謄写機等能率器具を大幅に今後ふやしていくということで、ことしはたしか六百四十台
○高橋(等)国務大臣 法務行政は、御承知のように広範多岐にわたっておりまして、民事、刑事、矯正、保護、その他国民生活に深い関係を持っております法務に関する事項をつかさどっておるのであります。したがいまして、どの分野を重しとし、どの分野を軽しとするというわけにはまいりませんが、しかし、いまの法務行政上、当面の重点施策として考えてまいったところを申し上げてみたいと思います。 第一は、法の秩序を擁立するということでございます
○高橋(等)国務大臣 裁判所の予算が大蔵省と一致しない場合に、裁判所といたしまして財政法上の立場から独自の予算を国会に提出する権限がある。これは私よく存じております。政府といたしましては、なるべくそういうことが起こらないように、円満に予算が話し合いがつくように希望をいたすのでございます。筋はそういうことができるということで、あとは裁判所の判断にまかす以外にない、私はそう考えます。
○高橋(等)国務大臣 裁判所のいろんな都合で配置転換とかなんとかいうことでやったのでしょうと思いますが、お説のとおり、そうしたことは筋を通したほうがいいように私は考えます。裁判所の所管のことで、私のほうからとやかくくちばしをいれられません。
○高橋(等)国務大臣 仰せのとおり、外国船へ乗っております関係上、船員手帳というものが不適当だということは仰せのとおりであります。そこで、旅券に切りかえたいということで、一日も早く旅券の交付を申請するようにということをいたしたのでありますが、組合との間でこの点で話し合いがつかないために旅券の請求が出てまいらないということで、いまきょうの現状になって問題となっておるのでございますが、法務省としては、これは
○高橋(等)国務大臣 旅券を出すということで実は進んでおるのですが、まだ旅券は出ておりません。請求がありました場合はいつでも出すようにいたしておりますが、それを出しておらないということを申し上げておきます。
○国務大臣(高橋等君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明いたします。 政府におきましては、第一審の充実強化をはかるための方策として、数年来逐次裁判官の定員を増加する等の措置をとってまいりましたが、裁判官の定員の増加は先般内閣に対して述べられました臨時司法制度調査会の意見においても提案されているところであります。このたびは、その一環として、簡易裁判所における事件の審理及
○高橋(等)国務大臣 まことに御理解のある御意見をいただきまして、感謝を申し上げます。 御承知のように、近年、法曹の中で裁判官、検察陣から民間の弁護士等に抜けていく人が非常に多いことは事実であります。これは御指摘のように、収入とかあるいはその他の待遇の問題にももちろん関係があると思いまして、このたびの給与改定にあたりましても鋭意増額をはかりますとともに、その他の待遇につきまして、たとえば執務室の問題
○高橋(等)国務大臣 訴訟費用等臨時措置法等の一部を改正する法律案についてその趣旨を説明いたします。改正の第一は、訴訟費用等臨時措置法の規定による執行吏の手数料及び書記料の額を増加しようとする点であります。 御承知のとおり、執行吏の手数料及び立てかえ金については、執達吏手数料規則にその規定があるのでありますが、現在、その額については、訴訟費用等臨時措置法の定めるところによることとなっております。現行
○高橋(等)国務大臣 最近におきまする公務員の汚職事件は、全国検察庁におけるこの種事件の受理及び起訴人員から見ますと、年度によって若干の増減はありますが、ここ数年来おおむね横ばいの状況にあります。その件数を申し上げますと、受理いたしました件数は、昭和三十六年二千五百五十五件、昭和三十七年千九百九十三件、昭和三十八年二千二十五件、三十九年は一月から六月までで九百三十六件であります。そのうち起訴をいたしました
○高橋(等)国務大臣 お尋ねの判決の内容につきましては、私つまびらかにいたしておりません。政府委員から答弁をさせていただきます。
○高橋(等)国務大臣 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 政府におきましては、第一審の充実強化をはかりますための方策として、数年来逐次裁判官の定員を増加する等の措置をとってまいりましたが、裁判官の定員の増加は、先般内閣に対して述べられました臨時司法制度調査会の意見においても提案されているところであります。このたびは、その一環として、簡易裁判所における事件
○国務大臣(高橋等君) 法務省設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明申し上げます。 この法律案の改正点の第一は、法務省における定員規模の適正化をはかるため、法務省の職員の定員を改めようとする点であります。 法務省におきましては、法務省設置法第十三条の十七において、その職員の定員が定められているのでありますが、今回の改正は、これを、法務本省について九十八人増加しようとするものでありまして
○高橋(等)国務大臣 法務省設置法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 この法律案の改正点の第一は、法務省における定員規模の適正化をはかるため、法務省の職員の定員を改めようとする点であります。 法務省におきましては、法務省設置法第十三条の十七において、その職員の定員が定められているのでありますが、今回の改正は、これを、法務本省について九十八人増加しようとするものでありまして
○国務大臣(高橋等君) 法務省関係で、会計検査院の決算審査報告において不当事項として指摘されましたものは、過去三年間におきまして、証拠品として置いておりましたウイスキーを、百本余り不正持ち出しをしたということと、看守が四百万円ばかり領置金を横領したという二件でございます。こういうことがありましたことは、まことに遺憾に存じます。このような場合、事故を起こしました本人の責任を追及することはもとより当然のことでありますが
○高橋(等)国務大臣 法律できめられておりまするいわゆる事務充当検事、法務省の本省へ検事が勤務をいたします、それを法律で百三十三名まで認められていることは、御承知のとおりであります。そこで、検事をもって充てなければならないという職種は、あるわけではないのであります。ただ、非常に専門的な、またそうした経験を持った人を充てることが運用上非常に大切だということ、それからまた、法務省へ入りまして、検事の身分
○高橋(等)国務大臣 このケースは、職員として全くうれしい行為をやってくれたものと私は考えます。それらのいろいろなことで、実はまだ報告が上がっておりませんが、私としましても、十分好意のある扱いをしてみたい、こういう考えでおりますから、いずれもう少し検討をする時間をお与え願いたいと思います。
○国務大臣(高橋等君) この問題につきましては、組合のほうから、私が大臣になりました直後だと思いますが、私のところに参りまして要望があったのであります。まあ私も事情がよくわかりませんので、よく検討をひとつさしてもらおうというので別れましたが、その後省の首脳の方面へは、こうした申し出があったから検討してもらいたいということを私から伝えてあります。しかし、まだその結論につきましては私のところへ報告は参っておりません
○国務大臣(高橋等君) 抽象的に申しまして、全くお説のとおりと思います。そういう線で十分先ほども申しましたように処置を進めるようにいたしたいと、こう思います。
○国務大臣(高橋等君) ちょうど途中から参りましたので、お述べの趣旨はしかと了承しておりませんが、人権擁護問題につきましては、これは大きな問題にしろ小さい問題にしろ当然省におきましては十分なる力をいたして守るべきものを守っていくということで従来も指示いたしております。いろいろいま承れば解決をされない問題が多いようでございますが、十分注意をさせたいと思います。
○国務大臣(高橋等君) 判検事が崇高な使命を遂行していく上におきまして、ただいま御指摘のような外部からのいろいろな脅迫、あるいはまたそれがないにいたしましても、非常な心労をいたしておる例は多々あります。一般的に言いまして、判検事の労というものはわれわれの一般人の想像に及ばないところがあると私は考えております。特にただいま御指摘のような人々につきましては、十分御指摘のようなことを考えてやることが必要であると
○国務大臣(高橋等君) 何といたしましても非常に事務量が御承知のようにふえております。そこで、根本的問題は、人をふやすということが問題でございます。ことしも設置法が通れば二百人また増員になりますが、それは焼け石に水のようなことで、なお増員につきましてことしも法務局は特に大蔵省と十分話し合っていきたい、こう考えております。ただいま御指摘の超過勤務手当を私もこのあいだ説明を聞きましたところ、一人一ヵ月十二時間
○国務大臣(高橋等君) 御承知のように、臨時司法制度調査会の答申の内容は非常に多岐にわたっております。したがいまして、ただいまこれを法文化すべきものは法文化する準備を始めておりますし、また、実際の運用でやれるものはその精神に沿って運用していくというようなことで進めておるのでありますが、きょう御審議を願います裁判官、検察官の給与の改正法律案も、大体におきましてその答申の趣旨にのっとりました改正を織り込
○高橋(等)国務大臣 ただいまの御決議の趣旨につきましては、これを尊重いたしまして、極力実現の方向に努力いたすことといたします。 ————◇—————
○国務大臣(高橋等君) ちょっと補足して申し上げますが、いま局長から御説明申し上げましたように、これはもうほんとうに最小限度のとにかくびぼう策といいますか、でありますので、来年度以降十分なる予算要求をしていきたいということを申し上げたんでありますが、来年度要求いたしております予算の増員要求は、少年院の教化活動の充実に百五十八名、教官は百二十九名、技官が四人、その他が事務官ということになっておりまして
○国務大臣(高橋等君) 御指摘のように、少年院にいたしましても必要な職員の不足というものは目立っております。また、少年鑑別所におきましても人数が足りませんために非常に簡略な鑑別しかできないというような状況にあるのであります。できる限りこれらにつきまする補充をいたしまして、少年院におきましては少年の更生保護の道を講じ、鑑別所におきましては正確な鑑別をやっていきたいというので、年々これが増員について法務省
○国務大臣(高橋等君) お尋ねの、麻薬が暴力団の資金源になっておりますことは御指摘のとおりであると思います。しかし、過去におきましては、相当な麻薬の検挙件数があったのですが、近来は非常に麻薬関係の事件は減っております。これは相当根が断たれてきておるのではないかという、いま見方を私たちはしているわけでございます。詳しくは事務当局からお答えいたさせます。
○国務大臣(高橋等君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは、
○高橋(等)国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは、御承知
○高橋(等)国務大臣 いろいろと問題になっておりますケースはありますが、ただいまちょうどその御質問があると思わなかったものですから、ここへ持ってきておりませんのです。宙には覚えておりません。
○高橋(等)国務大臣 ただいまお尋ねの警察官の人権侵犯関係の状況ですが、いろいろな方面からそうした指摘を受けておることもあります。十分にわれわれとしてはこれには注意を促しておるのでございますが、具体的な御質問に対しましては、刑事局長から答弁さすことをお許し願いたいと思います。
○国務大臣(高橋等君) ソ連の政変、中共の核爆発というものが日本共産党に対してどういう影響があるか。それがどういう行為にあらわれるだろうかということでございますが、取り上げて申し上げますような新しい事態は起こっておりません。ただ、共産党の内部におきましては、中共、ソ連の接近その他というようなきざしがあることに対しまして、いろいろと今後の行き方を検討しておるんでございますが、ただいま特に治安上この問題
○国務大臣(高橋等君) 御指摘のような事件が、これは私初耳でありますが、あるといたしますと、これはほんとうに遺憾なことだと思います。法務省といたしましては、右と左とか問わず、そうした違法行為につきましては差別なく厳正に取り締まるということを方針としてこれは常に指示もいたしております。その方針でまいっておるのでございます。なお、そうしたことのないように、機会を見て私からももう一度注意を促しておきたい、
○高橋(等)国務大臣 これは法務大臣としてお答えする範囲を越えておるかと考えるのであります。ただ、そうしたことなどを含めまして、わが党は党の近代化をはかりますためにいろいろと現在検討を進めておることは、御存じのとおりでございます。
○高橋(等)国務大臣 ただいま御指摘のものは、おそらく政治資金規正法によって届けられた正当なルートのものであると考えます。政党に対する献金は、程度の差もございますが、どうしても運用していく上に金がかかることは御存じのとおりで、この間も、総評のある偉い人が社会党に対して、やはり財界からの献金は控えるべきじゃないか、あなたと同じようなことを言っている。こういうことも事実があるから話が出たんだろうと思う。
○高橋(等)国務大臣 綱紀の粛正につきましては多年にわたって努力を続けておるところでありますが、なお御指摘のような不正な事件があとを断たないということは、まことに遺憾に存じます。少なくとも政治に携わりあるいは地方行政に携わる人々が、清廉潔白なる態度でものに臨むということが根本のことでございます。しかし、汚職の問題につきましては、法務省の検察におきましても常時これを厳重に監視をいたし、捜査をいたしておる