1957-09-11 第26回国会 参議院 外務委員会 閉会後第2号
日本がいろんなものをごちゃごちゃつけた案をお出しになって、賛成を得られないどころか、おそらくよその国から、つまり核兵器を持たない多くの国々の提案として、核兵器実験禁止一本の案が国連総会に出たときに、藤山外務大臣は日本の立場としてどういう態度をとるか、それをはっきりお伺いをしたい。
日本がいろんなものをごちゃごちゃつけた案をお出しになって、賛成を得られないどころか、おそらくよその国から、つまり核兵器を持たない多くの国々の提案として、核兵器実験禁止一本の案が国連総会に出たときに、藤山外務大臣は日本の立場としてどういう態度をとるか、それをはっきりお伺いをしたい。
それで私はもう一ぺんそういうお考えがあれば構想を変えなければならないと思うのですが、今の藤山外務大臣のお話ですと、さらにアメリカに行って交渉されるということでは、この疑惑は打ち消されないことになって、またさらに疑惑を深めることになるというふうな気がするのですが、この点についてはもっと東南アジア諸国と話し合って、日本としてもっと自主的な立場でやるということの方がたとえ規模が小さくなっても、アジア諸国との
しかしこれはおそらく東南アジアとの貿易ということ、あるいは経済開発ということに非常に深い関心を持っておられる藤山外務大臣は、そのまま消えてしまったというだけで済まされる問題でないと考えておらるのですか。その点について藤山外務大臣は、この東南アジア開発基金の問題を、今後どういうふうにお考えになり、どういうふうに実現されていこうとしているか伺いたい。
私どもは非常に藤山外務大臣に対しては御期待を申し上げ、そしてまた非常にいい外交をやって下さるだろうということを尊敬し、信頼をしているわけですけれども、向うへ行ってから中共の問題等も考えてみたいというようなことは、ちょっとたよりないようで、やはりその点については基本的な問題をお話しになっていっていただけないものかしらと思うわけでございますが、もう一度そのお考えのほどを伺いたいと思います。
○戸叶委員 総理大臣との間の食い違いはないというようなお言葉でございましたけれども、私はむしろ総理大臣よりも藤山外務大臣の方が新しいセンスを持って、新しい外交をやっていって下さるであろうということを期待しているわけで、そうでありますならば、わざわざ岸首相の外交に合せてやっていただかなくても、むしろ藤山外務大臣の新しいセンスの外交を進めていっていただきたい、こういうことを念願するわけであります。
この点いみじくも藤山外務大臣は、外務委員会において率直に認めているのじゃないかと思う。そのときの答弁を読んでみます。「安保条約とかそういう問題の改正を対等にするというのでなくして、対等の立場に立って今後の問題を話し合うという意味で、対等という言葉を使ったのであります。御了承願います。」まことに正直だと思う。私は岸総理もそういう考えではないかと思う。
そういうところの交渉はすべてやはり外務省が窓口でありますから、積極的にそういうことに、国内の基礎産業にも御協力なさるというお考えがおありだろうと思うんでありますが、その点についての藤山外務大臣の御所見をちょっと伺いたい。
○大竹平八郎君 いま一、二点お尋ねして私の質問を終りたいと思うのでありますが、藤山外務大臣が最も拘負を持っておられるものは、多年民間において唱道せられました東南アジアの開発という問題でございますが、現在、御承知の、私が先ほど申し上げました通り、地域のブロック化によって日本の市場が非常に押えられている。
そこでただいま政府側といたしましては、藤山外務大臣、松本外務政務次官、板垣アジア局長、金山欧亜局長、牛場経済局長等が出席をされております。
藤山外務大臣も御苦労なさるところはそこだろうと私は思うのです。そこで、本土からアメリカが撤退するけれども、このとばっちりは、アメリカの沖縄、小笠原確保にうんと力が入ると私は想像されます。従って沖縄の施政権返還とか、あるいは沖縄、小笠原の返還、千島の返還ということもいよいよむずかしくなる。これは軍事情勢からの判断でありますが、どうお考えですか。
○委員長(笹森順造君) 藤山外務大臣に対する質疑の通告がございますので、これを続行いたします。発言は通告の順序に従ってこれよりこれをいたします。
○委員長(笹森順造君) この際、藤山外務大臣並びに松本外務政務次官から就任のごあいさつについて発言を求められております。
結局アメリカの新しい世界政策につながる日本の立場というものは、東南アジアの国から見れば一つの大きな疑惑をもって見られる点もありますから、こういう点の警戒というものとあわせまして、日本の自主的な外交政策というものをお含みの上で藤山外務大臣によって自主外交の強力な線を打ち出され、その上に立っての経済政策というものをお考えいただきたいと思うのであります。
○福田(昌)委員 岸総理大臣がアジアやアメリカ訪問の際に述べられました東南アジアの経済開発基金のこの構想につきましては、藤山外務大臣すでに岸総理の御出張前にこの御構想にあずかっておられたのかどうか、これが今日ただいまの経済外交のお考えに一致しておるものか、この点伺いたいと思います。
本日は国際情勢等に関し、特に最近の外交関係諸問題について、岸内閣総理大臣及び藤山外務大臣に対し質疑を行うことといたします。なお時間が限られておりますので、与野党の持ち時間をおのおの一時間と定めておりますので、さよう御了承を願います。 この際、藤山外務大臣及び松本外務政務次官より発言を求められております。順次これを許します。藤山外務大臣。