1950-03-08 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第33号
従つてこれだけ見ますれば、公労法自体ははつきり違憲立法であるということは言えるわけですが、併しながらそのために三十五條という規定がありまして、争議権に代るべきもの、争議権という形の基本的人権では、これは公共の福祉その他の関係から困るので、三十五條という形におきまして仲裁裁定というものを設けておるわけです。
従つてこれだけ見ますれば、公労法自体ははつきり違憲立法であるということは言えるわけですが、併しながらそのために三十五條という規定がありまして、争議権に代るべきもの、争議権という形の基本的人権では、これは公共の福祉その他の関係から困るので、三十五條という形におきまして仲裁裁定というものを設けておるわけです。
最後に五千三百三十円の法律案は結論といたしまして違憲立法である。マ元帥の命令違反である。從つてこの立法を見合せるということを私は衷心より希望いたす次第であります。はなはだ簡單でありますが、これで終ります。
而もこれら新憲法の規定は、英米法系的色彩の濃いものでありまして、これを完全に実施するためには、大陸法系的傳統の下に作られた現行刑事訴訟法には、根本的な改正を加える必要がありましたので、尚又新憲法は、第六章におきまして、司法権の独立を強化し、最高裁判所に違憲立法審査権や規則制定権を與えると共に、その構成にも特別の配慮をいたしてやるのであります。
さらにまた新憲法は、第六章におきまして、司法権の独立を強化し、最高裁判所に違憲立法審査権や、規則制定権を與えるとともに、その構成にも、特別の配慮をいたしているのであります。そのため新たに裁判所法や檢察廳法の制定が必要とされたのでありますが、この方面からも、現行刑事訴訟法には、幾多の改正が免かれないことになつたのであります。
またはつきり兩性の合意のみで成立すると憲法が申しておりますのに、届出がなければ全然結婚と扱わないとこの民法が定めるということは、違憲立法でございます。私はどうか事實のあるときに證明が立てば認めていただく。その代り偽證の責任は本人の側にありますが、届け出でないことは非常な不利益であります。