1947-07-04 第1回国会 参議院 本会議 第11号
併しながら三千万トン達成のためには、下期において上期の減産分も含め約千七百万トン、即ち上期計画に比し三〇%の増産をしなければならないのでございますが、これは今後資材、資金、食糧等の需給の見通しは誠に樂観を許さない状態であるのみならず、インフレの進行が加速度に昂進しつつあるのでございまして、所要の資材、資金、食糧等を確保することは現状のままでは非常に困難になつて來るものと予想されるのでございます。
併しながら三千万トン達成のためには、下期において上期の減産分も含め約千七百万トン、即ち上期計画に比し三〇%の増産をしなければならないのでございますが、これは今後資材、資金、食糧等の需給の見通しは誠に樂観を許さない状態であるのみならず、インフレの進行が加速度に昂進しつつあるのでございまして、所要の資材、資金、食糧等を確保することは現状のままでは非常に困難になつて來るものと予想されるのでございます。
そういつた点、更に新物價が策定されまして、それが生産面においても、或いは國民の消費面においても、どの程度にそれが影響するかということによつて必然的に起つて來る企業整備の範囲、量というようなものが、まだはつきり見通しがつかない現状におきまして、的確なる数字をここで申上げる段階に達しておらないのは誠に残念でございます。
更に又この冬の電力危機が憂慮されておるが、この点に対する対策はどうかというような御質問がありましたが、この冬におきます電力需給の見通しといたしましては、全需要に対し電力制限を行うことなくその供給を確保するためには、大量の火力発電用炭を年間凡そ四百万程度、而もその大部分が帆足君御案内のように第四四半期に集中的に需要されておるのでありますが、これをば必要とするのでございまして、極力発電用炭の確保を図る方針
これを避けられたということについては、如何なるところの理由によるか、果たしてその任でないというのか、或いは我が國の財政に対する見通しが付かんという考であるか、これは社会党としては弁明する必要があると私は信ずる。(拍手)これは是非承らなければならん。 次に承りたいことは、この度大蔵大臣となつたところの栗栖君であります。この度栗栖君が大蔵大臣になつたことに対しては、私は大いに敬意を表する。