2017-05-25 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
二つ目に、科学技術の進歩と生命倫理、学問の自由の問題です。 再生医療、生殖医療においては、人として成長する可能性のある受精卵が研究に使われてきました。この受精卵は、いわゆるクローン禁止法では「生命の萌芽」と表現されています。
二つ目に、科学技術の進歩と生命倫理、学問の自由の問題です。 再生医療、生殖医療においては、人として成長する可能性のある受精卵が研究に使われてきました。この受精卵は、いわゆるクローン禁止法では「生命の萌芽」と表現されています。
○太田(昭)委員 中山太郎先生と、新しい人権ということで、私たちは、環境権を中心にして話をしたり、あるいはIT時代の中でのプライバシー権というものについて話をしましたが、中山先生と私、もう一つ、生命倫理ということについて、将来の日本を考えると、どういうふうに憲法で書き込んでいくということ、あるいは論議をするということが大事だということを随分話し合いました。
御指摘の、関連学会の審査委員会との関係でございますが、国からの事業委託や研究委託といった形式ではございませんで、平成二十八年四月に総合科学技術・イノベーション会議生命倫理専門調査会によってまとめられた「ヒト受精胚へのゲノム編集技術を用いる研究について(中間まとめ)」に基づき、各研究機関が行う倫理審査を支援するため、関連学会が協力して、各研究機関が行う倫理審査が適切に行われているか審査するという仕組みを
○進藤政府参考人 先生御指摘のとおり、生命倫理専門調査会における中間まとめの取りまとめの過程でいろいろな議論がございました。
○進藤政府参考人 先生御指摘の、もろもろの事例でございますけれども、生命倫理専門調査会では、御指摘の、例えばiPS細胞由来の生殖細胞から作成した胚を胎内移植する研究ですとか、ゲノム編集技術によって人為的にデザインした人物をつくり出す研究のような極端な例までは、実は議論しておりません。
○河野(正)委員 遺伝子とか、やはり、今大臣のお言葉からも生命倫理というお話がありましたけれども、極めて繊細な問題で、我々人間が扱っていくには大変いろいろ大きな問題もあると思いますので、十分誤解のないように慎重に進めて、国が責任を持って一定の指針等をつくって、学会任せというだけではなくて、やっていかなければいけないのかなというふうに思っております。
受精卵を用います研究につきましては、先ほど内閣府からお答えがありましたように、内閣府に設置されました総合科学技術・イノベーション会議生命倫理専門調査会におきまして、生命倫理の遵守とそれから研究の推進、この両立を可能とするために、厚生労働省を含めました関係省庁、関係学会などと連携をして今後の方針を検討していくということと承知をしてございます。
○進藤政府参考人 私ども、今後、先ほども申し上げました生命倫理専門調査会におきまして、やり方も含めてしっかりと検討してまいりたいと思っております。
生命倫理、医療倫理の考え方の中では、やっぱりいかに合理的な判断ができるようなツールがあるのかないのか、これすごく大きな問題でございます。
生命倫理の中で、もう一つ重要な課題があると思っています。それは、脳科学の発達なんです、AIも含めて、ICTも含めて。脳機能についての理解が進む中で、研究の最前線として、神経科学と並んで注目を集めているのが生命倫理の分野だというふうに言われているんです。 約四年前に、アメリカの生命倫理に関する大統領評議会で脳科学の道徳的問題が議論されました。
○鶴保国務大臣 生命倫理専門調査会では、主に受精胚や生殖細胞という生命の出発点に焦点を当て、さまざまな最先端技術応用に関連した基礎的研究から臨床応用に至る生命倫理的課題について議論を重ねてまいりました。
ライフサイエンスの研究開発を行う上で、こうした研究の過程に生じる生命倫理的な問題は必然的に起こり得る問題である、しっかりと対処していかなければならないというふうに考えております。 今後、こうした脳科学分野においても検討すべき生命倫理上の課題が生じる場合には、生命倫理専門調査会においてしっかり検討を行ってまいりたいと思います。
この会議のときに、合同ゲノム編集委員会は、生命倫理専門調査会の取りまとめに基づき、学会が案を具体化しようとするものである、学会が自主的に決定し、勝手に研究の審査を行う組織ではないと明言をしている。
○塩崎国務大臣 内閣府の生命倫理専門調査会が、平成二十八年四月に、「ヒト受精胚へのゲノム編集技術を用いる研究について」という中間取りまとめを行っています。これを見ますと、御指摘のデザイナーベビーを含めて、ゲノム編集を行ったヒト受精胚の臨床応用、これについては現時点では容認できないとされています。
ヒト受精胚に対するゲノム編集を用いた研究のあり方につきましては、生命倫理専門調査会において、関係学会と協力しながら、実効性のある仕組みを構築すべく検討しているところでございます。
それから、初期臨床研修におきまして、修了時の到達目標の中には、医の倫理、生命倫理について理解をし、適切に行動できるというフレーズが入っているわけでございまして、そういうものを設定して、これに基づいて各大学や各臨床研修病院において医師としての職責や価値観を身に付ける教育が行われているということになっているわけであります。
ですから、これからもう一度、私どもも、医療の中で生命倫理というもの、そして医療倫理というものは何なのかということを是非議論をしていきたいので、大臣からもそういうふうな働きかけをしていただきたいと思います。
○政府参考人(神田裕二君) この審査委員会では、医学、医療の専門家のほか、法律に関する専門家、生命倫理に関する専門家、それから一般の立場の方などを構成員とすることを考えております。こうした人員の確保についても、厚生労働省としても必要な支援をしていきたいというふうに考えております。
それはなぜかというと、臓器移植をどのように認めるかというのは、もうこれは生命倫理の問題だと。だから、自民党だから反対とか民進党だから賛成とか党議で縛る問題じゃないと、これはもう自分の価値観であり倫理観であると言っているんですね。 これ、受動喫煙防止法もかなり似たようなところあるんですよ。というのは、これ健康の問題だからですよ。
既にこれまでの間、夫婦のいずれかが重い遺伝病を持つ場合などに限って受精卵を調べる着床前診断を求めてこられてきて、この間、生命倫理の観点からも議論、検討がいろいろと行われてきたわけであります。 今回の日本産婦人科学会の決定について、どのようにお考えになっているのか、お尋ねします。
インタビューに答えたのは、生命倫理研究者のぬで島次郎さん、東京財団の研究員の方でいらっしゃいますけれども、このぬで島さんは、その場しのぎではだめだということを強く言っておられます。
現場の声から、ぜひとも検討をしていただきたいという声があった中に、例えば大学などの研究機関で医学、生命倫理に関するところに、有識者の倫理委員会というものがあります。この倫理委員会というのは、人事面以外で規定されているものというのは果たしてあるのでしょうか。 といいますのは、実際に研究している現場の声として、予算がなければ研究者があり余っていくわけです。
○伊東(信)委員 生命倫理に関して、いわゆる一般の方の御意見、人文の御意見、宗教的なところは外してはるというところで理解もしているんですけれども、現場の声として、研究者の声としてそういった声も、本当に最先端の研究機関からの声でしたので、そういった声も上がり出してきているということだけは認識してください、これ以上の追及は今回はしませんので。
そういった中で、私も医学部を出たわけですけれども、医療関係の大学とか学校を出られた方というのは、医の倫理であるとか生命倫理について相当時間もかけて勉強しているんじゃないかなと思います。そういったことをもって就労されていた方々がそういうふうな事件を起こしてしまうというのは、極めてゆゆしき事態じゃないかなと思います。
先ほども申しましたとおり、この委員会では、医学、医療、あるいは、法律、生命倫理の専門家でございますとか、一般の立場を代表する方に入っていただくということになってございます。
○神田政府参考人 現在存在しているものは千六百ほどございますけれども、新しい認定倫理審査委員会につきましては、まず、委員の構成等につきまして、医学、医療の専門家、法律、生命倫理の専門家、それから、一般の立場の方、患者さんのお立場の方などによって構成されるということを要件とする、あるいは、複数の外部の委員などに参加していただくということでございますとか、それから、業務を適切に実施することができる業務規程
こういう生物多様性の中にあって、生命倫理の確立、人間、人類、我々の欲望はどこまでしていいのかということに対して大臣の御見解をお伺いをしたいと思います。
○国務大臣(森山裕君) 小川委員が言われますとおり、生命倫理の世界をどう我々は理解をしていくのか、その範疇をどう定めていくのかというのは非常に大事な課題だと思っておりますし、また、畜産を営む者にとっても大事なことだと思っております。 今委員のお話を伺いながら、和牛の世界でも随分血が濃ゆくなってきているという現状があります。本当にこれでいいのかなということを時々考えます。
私は、生命倫理という点からどうなのかなというふうに実は苦しんでいます。現場の獣医さんの中にも、いや、実は商売ではやってはいるけれどという方もおられます。酪農、畜産地帯の首長さん方とお話をしてみると、実は俺もやばいと思っているんだと、こういう話があります。どこまでこういう生命倫理に人間がチャレンジしていいのか。 一つ、都市伝説ではありませんけれども、これも直接聞いた話です。
日本の生命倫理の考え方をどちらの方向に大臣はリードしていこうというふうにお考えなのか。それともう一つ、過去に国民を巻き込んだ議論として今日の先端医療技術の推進を図ってきたのかどうか。あわせてお尋ねしたいと思います。
一九七〇年代初めにアメリカで、バイオエシックス、生命倫理学という言葉が誕生したと聞いています。生命倫理はその後、先端医学、生命科学の進展がもたらす生命に対する新たな人為的介入について、命の尊厳に基軸を置きながら発展してきたと言われています。
○島尻国務大臣 先ほどもお話をさせていただきましたが、研究に係る生命倫理の課題の検討については、先ほどの御質問にあった患者たちの要望と社会的合意についてはどちらも重要であって、そのバランスをとっていくということが大事なんだというふうに認識しています。
聖マリアンナ側は、この生命倫理委員会の指摘を受けて当該臨床試験を中止し、学内に調査委員会を設置して今月中に結論を出そうとしていますが、しかし、この調査委員会に外部の第三者委員を入れないというのは不適切ではないでしょうか。また、湯浅さん御本人に調査委員会としてヒアリングをすべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
私が今、軽々に、そうすべきだということを言うべきではなかろうというふうに思いますが、そういうケースがあるならば、今の基準と照らし合わせてみて、それをどう考えるのかということをやはりしっかり科学的に判断していかなければならないと思いますし、最後はこれは生命倫理の問題にもかかわる問題ですので、そこのところはしっかりと考慮をしなければいけない、いろいろとあわせ考えていかなければならないんじゃないかなというふうに
飯尾先生の資料の中に、参議院の長期的視点からの調査提案として、例えば生命倫理問題、死刑制度の是非、皇室制度などの問題は、激しい党派対立から離れてじっくり議論されることが望ましいということが書かれてあったんですけれども、そこで、皇室制度について御質問をさせていただきたいんですけれども、私は、皇室典範を改正して、日本でも女性天皇が認められるというような状況というのはあってもいいのではないかというふうに考
兵庫県医師会の理事会は病院長から事情説明を受けているのですが、このとき、ある役員は、手術の適応、あるいは生命倫理に関すること、ドナーを守るという感覚がかなり麻痺されているという感を受けたと、こう発言もされています。 この事案について行政はどのように対応しているか、簡潔にお願いいたします。