1949-11-14 第6回国会 参議院 本会議 第10号
又住宅復興金庫の設立の用意があるかどうか。この点を明らかにして頂きたいと思うのであります。 第五に、内地に地盤を有しない引揚者にとりましては、新規着業資金は更生の鍵ともいうべきものであります。本年度貸付目標額は三億円でございまするが、これを十億円に引上げる用意があるかどうか。又引揚者の唯一の金融機関は国民金融公庫であります。この資本金を二十億円増資するの用意がありまするかどうか。
又住宅復興金庫の設立の用意があるかどうか。この点を明らかにして頂きたいと思うのであります。 第五に、内地に地盤を有しない引揚者にとりましては、新規着業資金は更生の鍵ともいうべきものであります。本年度貸付目標額は三億円でございまするが、これを十億円に引上げる用意があるかどうか。又引揚者の唯一の金融機関は国民金融公庫であります。この資本金を二十億円増資するの用意がありまするかどうか。
若し独立採算という形においてやつて行くのならば、復興金庫の金でなければならんという考え方は少しおかしいのです。土台復興金庫というものは、甚だいかがわしい金庫である。そういうところの金を借りて運轉して行くということは、非常に経営者が不まじめじやないかと思います。
○政府委員(三堀參郎君) 復興金庫等からの借入れがスムースに参りますれば、それがお話のごとく、いわゆる取引の筋ではあろうと思いますけれども、それが非常に狹められますので、こういう方法になつたと、こういうふうに私は思います。
○政府委員(三堀參郎君) 復興金庫から金を借入れるということが公團の建前になつておりまして、他の金融機関から金は借りられないわけであります。從つて各公團とも復興金庫一本に依存しておるわけであります。これは法律に定められた公團に対する一つの制約であります。それから復興金庫に対しましても勿論利息を拂つておるわけであります。他の金融機関から借りる場合と何ら結果は変つておりません。
これはもちろん復興金庫の融資のごとき、いわゆる特殊金融はございませんから、その性格は違つたものになると思いますけれども、ともかく資金量としては一應これが確保できるものと考えております。 次に勧業銀行において、やはり同樣債券発行の問題があるわけでございます。これは現在法律上は発行限度が二十倍になつておるのであります。
三月までで各公團全部合せまして九十五億ほどの金が、復興金庫から公團に出ております。それ以外につきましては、御承知のように復金がああいう始末になつたものでありますから、それで金がもう出にくい。しかしこれはまた公團によつていろいろ違いますが、お話の配炭公團のようなところになりますと、復金から三月末までに借りておりました金は七億五千万円で、割合に少い金であります。配炭公團は例月月葉ばにピークが出る。
○左藤(義)政府委員 生田委員の仰せになりましたような方向に進んで行きたいとむろん文部省は念願をしておるのでありますが、現下の経済事情でどこまでそれが実現できますか、これもまたおそらく民主自由党の方から御提案を願え得ると思いますが、文部省も非常に希望をし、協力をしております教育復興金庫というようなものを設立いたしまして、その学童が貯金をいたしますその蓄積いたしました資金で、ただいま仰せになりましたような
その場合安定本部としては、從來も復興金庫の資金の計画などをつくつておりましたが、その場合は各業種別ぐらいで資金の配分をしておりました。しかし今度は総司令部の意向もありまして、たとえば電氣に何億つけるというのでなしに、具体的に発送電のどの工事にどのくらいの金を必要とするから、これをつける。といつたような程度の相当具体的なものをうしろに置く、それを説明につける。
それから復興金庫への交付公債が六百二十四億計上されております。これは國家のものですが、次に地方債であります。地方債は二百三十億ありますが、これは純粋の赤字公債的性質を持つたものでありまして、地方財政において公債が多いということは、現在の地方財政の困難であることを物語つておるものであります。
さらに農林復興金庫の関係でありますが、これは先ほどどなたかも申されましたように、全然中止してしまつた状態であります。今はただ農業手形を頼るだけの形になつておりますが、この農業手形についていいますと、非常にきゆうくつなものであります。貸付の範囲は農業共済保險の保險金額、しかも貸し付ける内容は、肥料代、配給農機具代の範囲、こうなつております。そうして期間は短期であります。
ことに復興金庫等におきましては、相当整理の段階に入つて参ることになるのでありまして、相当な人員は整理してもさしつかえないのではないかと考えております。また庶民金庫でありますが、庶民金庫は現在の庶民金庫のほかに恩給金庫を合体いたしまして、新しく國民金融公社となるわけでございます。
中小企業の金融金庫あるいは農業金融金庫、教育復興金庫につきましては、金庫は設けませんが、この趣旨によつて將來の金融をはかつて行く考えでありまして、御趣旨の点はできるだけ盛り込んで行く、盛り込めないものは、今後の施策によつてやつて行くことを、ここにはつきり申し上げておきます。
この際私は文部大臣にさらに一言お尋ねいたしたいことは、われわれ十三項目の党の政策を、今度の予算にぜひとも織り込んでもらわなければならぬというので、その十二項の教育振興のため、教育復興金庫を設立したいという強い要望を、内閣に申し上げて來たのでありまして、この問題は相当了解を得たものと考えておるが、これに対する文部大臣の意見はどうであるか。
教育復興金庫の設立につきましては、文部省としても一つの案がありまして、ぜひともそれを実現して行きたいという考えであります。しかし文部省の案といたしますと、その中に政府出資金が十億ほど入つておるのであります。その関係で今度の予算では、文部省の案そのままでは実行が困難に心つた次第であります。
先に益谷建設大臣は百億円の住宅復興金庫設置案を発表されたのでありまするが、更に昨年の六月、政府は住宅組合施行規則を改正いたしました。この大小二つの事実は、全國の引揚者、戰災者、一般勤労者をして住宅組合運動に拍車を掛けさせたのであります。然るに今や住宅金融対策は行方不明であります。
すなわち國家が握つておりました金融支配権を放棄いたし、産業復興金庫の廃止、公債、地方債の発行を停止いたしまして、かえつて償還をしようとしておる。そのことによりまして金融力は九大民間銀行に集中せられ、産業と農業と漁業は官僚統制でありますために、この金融資本が官僚統制を支配し、日本における経済の支配権は、九つの民間銀行の手に握られる結果になるのであります。
今後水産に関する設備資金をいかなる方法によつて融資せらるる御意向であるか、また復興金融金庫等が実質上機能を失うといたしました場合に、原始産業の復興と振興のために、農林漁業復興金庫等の特殊の金融機関を設置せらるる計画を持つておらるるかどうか、まずこの点から伺いたいと思います。
そこで只今お示しのように公團が現在復興金庫から一銭の借入もなくなつて参りましたのは、加算税の徴收を公團が引受けましてそれを翌月末に納めるという、徴税事務と納税義務を附與せられている、そのひと月間の資金によつて繰廻しをしているという点にあつたかと思います。
復興金庫からのものがお話のように遠洋漁業に行つておる。それから先ほどの農林水産復興特別融資、二十三年度において約五億七千万、これはみな漁業会を通じた関係のものであります。両方合せますと約二十億になるようでありますが、それだけは二十三年度においても出ておる。
それと同時に、政府は強力なる農林漁業復興金庫を創設いたしまして、現在資金難にあえいでおる農村金融問題に対しましては政府みずからの責佐において速急に解決すべきであるということを、これまた強く主張いたしたいのであります。
これは復興金庫に委して置けない、見ておれんから全部引受けてやつておるという実情である。やれる者にやらせないでやれぬ者にやらすという考えをしないで、決して惡いこともしなければ泥坊もしないのですから、やれる者にはやらすし、使える者は使う方式で行つた方が簡便であるし、仕事が官僚的にならなくてうまく行くから、そういうふうにお考え願つて置かなければいかん、そのことをお願い申上げます。
このことについては金融復興金庫の機構の問題にも関係して來る。これはこの際交付公債は悪いけれども、どうしても出さなければいかぬというのは前の約束であつたから、出さなければならぬというように先に御答弁になつたのでありますが、今度の御答弁はそうではない。何とか政府の責任でやらなくちやならぬ。
水産金融につきましては、過般の懇談会において、皆様に一應昨年度並びに本年度の予算の状況を申し上げたのでありますが、実は御承知の通り、現在二十四年度の予算並びに金融の点は、ここに列席されておりまする農林省といたしましては、総務局、並びに資金関係に重大な関係を持つておる安本、並びに復興金庫の責任者の方が列席されておるのでありますが、今後の対策といたしますれば、当然これは二十四年度の問題だと考えるのであります
それから、これが対策として特別……いわゆる復興金融金庫的なものの設立に至るかどうかということでありますが、実は、昨年農林省において、この特別融資を講じた場合に、あの特別融資の生れたのは、農林復興金庫を作るということに対する暫定的な処置としてあれが行われたということであります。
なお、この運営につきまして最も遺憾な点は、回収の点が実に怠慢というか、いわゆる復興金庫における政府諸君が実に怠慢しておることを遺憾に思うのであります。政府の報告の表から見ても、運轉資金の回収が実に悪い。