1950-11-27 第9回国会 衆議院 予算委員会 第2号
そしてその一つの機関と、もう一つは、農林中金の資金を充実して、中、短期の資金を充実し、そしてまた先ほど申し上げた金融公庫形式、あるいはその形式が多少かわるかもしれませんが、これによつて長期資金をまかないまして、農村金融の万全を期したい、こう思つております。
そしてその一つの機関と、もう一つは、農林中金の資金を充実して、中、短期の資金を充実し、そしてまた先ほど申し上げた金融公庫形式、あるいはその形式が多少かわるかもしれませんが、これによつて長期資金をまかないまして、農村金融の万全を期したい、こう思つております。
御案内のことと思いますが、私の方の銀行は興業債券というものを発行いたしておりまして、長期の金融機関といたしまして――最近農中さん、勧銀さんが債券を御発行になるようになりましたが、その間私の方は唯一の長期融資の金融機関として存在いたしておりまして、従つて長期資金につきましては、広く他方面にわたりまして御めんどうを見させていただいておる状態であります。
引続いて見返資金或いは増資等の運用によつて長期資金もやつて行きたい、できるだけ速やかに又復帰したいと考えておるわけです。 それから目先の問題につきましては、先程も申しましたように将来の融資というものが先ず一番優先的に大事であろうと考えますので、これにつきましては何と措いてもやろうという決心をいたしておるのであります。大蔵当局、その他に対してもそのつもりを持つて当つておるわけであります。
また債務償還で、国債など復金債の償還によつて長期資金にまわそうというような努力も、その間依然として公債の保有量というような問題もありますので、その効果を十分発揮していない。
これははなはだわれわれ日本国民としましても、この問題がそのようなことでひつかかつて、この長期の債券の発行ができない、従つて長期資金計画もできないということになつて参りますと、せつかくここで法案を審議し、対日援助見返資金で優先株の引受ができると信じて、この法案を通しましても、それができないことになつて来れば何にもならないのであります。
しかしながら普通銀行につきまして、この制限に入つて来た場合に、債券を出すかどうかという問題でございますが、これは私見でございますので当るかどうか存じませんが、預金銀行として従来短期の資金の供給というものに主力を注がれ、また銀行の機構あるいは行員の教育等もその面でやつて来られておりますので、こういつた建前になつたからと申してもすぐに債券の発行をなさつて、これによつて長期資金の融通をなさるというようなことは
金融債によつて長期資金をまかないますと、先ほどあなたの答弁にもありましたように、資金コストが非常に高くつくのであります。一般の預金で集めた方が、はるかに資金コストは安い。そこで全国にまんべんなく営業店舗を持つておる銀行と、その店舗に非常に制限のある銀行、たとえば今までの特殊銀行で申しますと、勧銀は預金銀行として発足せんがために、急激に最近店舗をふやしておると思います。
今後は、私考えておりますのは興業債券のみならず、勧業銀行とか、あるいは農林中金、商工中金等に出資を見返り資金からいたしまして、そうして長期債券を発行し、普通銀行がこれを引受けると同時に、預金部も引受けて長期の債券発行を便ならしめ、従つて長期資金の根源にいたしたいと考えておるのであります。 次に御質問の第二は、見返り資金から出ます一億円についてのお話でございます。
その次に伺いたいと思いますが、大蔵大臣は、当面の金の問題とは違つて、銀行法の改正その他によつて長期資金を出す用意をしておるということを聞いております。それは金融債の問題であります。その問題がその後いかなる展開を示して施策が講ぜられるようになつておるか、特銀の問題であります、大蔵大臣の現在の措置を承りたい。
大蔵大臣は最近の証券市場は意外に不振であつて、長期資金の調達も困難を来たす虞れがあるところより、日銀のオペレーシヨンの活用、放出株の調整、増資の時期的調整等の外、今後も十分に積極策を講ずると言つておるが、大蔵省の中におきまして不振であるという今日の状態に至るまで、政府は一体何をして来たのか。何もしなかつたのか。効果のあるようなことはできなかつたのか。この点を疑わざるを得ないのであります。
そのことは、何と申しましても、私は設備資金については増資で行く、増資で行くとなると結局株式に対する金融を図る、従いまして今後は日本銀行が国債の発行をやめました関係上、社債の範囲を拡げるということ以外に、今後は株式に換える、日本銀行と、そうして市中銀行も株式投資というふうなことに向つて行き、そうして両々相俣つて長期資金の円滑を図るという考でおるのであります。
そうしますとこれによつて長期資金をまかなうということは、今日普通銀行においてはでき得ないところであります。しかしこれも先刻のお話のように、戦争中もむろん長期資金を多少なりまかなつておりましたが、今日においてはそれ以上に長期資金を出しております。われわれといたしましても、今日金融機関全般において長期資金をまかなう面において、足りないところは普通銀行において興銀債を持つてやる。
今日までのところ、当初の政府の声明に反して、総額一千四百億円のうち、すでに設備方面に投下されましたものは、鉄道通信関係に予定されておる二百七十億円のうちの百八十三億円と、民間では飯野海運外一件の三億七千万円に過ぎないのであつて、長期資金の供給に随時その機能を発揮し、経済安定に果す役割は極めて大きいとされた期待は全く外れまして、企業者側におきまして失望の声が随分高いのであります。
それからそういうような長期事業金融をするものと普通銀行との關係でありますが、これは一方においては主として債券によつて長期資金をとり入れさす。一方は預金によつて短期資金をとり入れさす。かようにしてその營業の分野を長期設備資金と運轉資金その他というように適當に調整を加えて、金融機關にはすべて平等に保護を與える。