1948-12-06 第4回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
これはですね、私はこの際値上をやつて増收を得るというお考えは全く誤まつておると思います。それはいわゆる今金詰りと言われて大衆の購買力が非常に減つておるのでありまして、むしろ「ピース」その他を値下することによつて販賣益金が殖えるんじやないか(「そうそう」と呼ぶ者あり)、それが最近の経済情勢の変化に全然氣が付かない、全然それを無視しておる。これは値上して賣れると思つたら大間違いです。
これはですね、私はこの際値上をやつて増收を得るというお考えは全く誤まつておると思います。それはいわゆる今金詰りと言われて大衆の購買力が非常に減つておるのでありまして、むしろ「ピース」その他を値下することによつて販賣益金が殖えるんじやないか(「そうそう」と呼ぶ者あり)、それが最近の経済情勢の変化に全然氣が付かない、全然それを無視しておる。これは値上して賣れると思つたら大間違いです。
さて値段の問題にいたしますと、御承知のように、この前の第二國会でお決め願いましたピースの六十円から十円刻みで二十円まで、これは闇煙草に対する関係や何かもありまして、十円刻みの値段にして適当に「きんし」を出しましたならば或る程度闇値に対抗できるということも考えられ、併せてそれによつて増收を図つた、こういうことを考えております。
そこでそれならば、運賃の値上げをせず行政整理もやらずにどうして独立採算制をとるかと私が聞きましたところ、それは冗費を節約し、一方においては増收その他によつて増收をはかる、これでまかなうと大臣は御答弁なさつた。そこで私はそれならば冗費はどれだけ節減することができるか、また増送その他でどれだけの増收ができるか。
それは四倍の値上によつて増收を図れないという私は見解を持つておるのであります。現在の郵便料金の値上に、今日でもすでに便利屋が相当営業しておる現実なのでありまして、それに今回四倍も上げるとするならば、郵便の或いは爲替、或いは電報、これは延いては通信事業の大きな破壊を來たすのじやないか、かように考えるのであります。それと、もう一つは先だつての公聽会をやりまして、賛成の人がいないんであります。
ちよつと政府委員に伺いますが、この値上によつて増收確保は年度内、或いは平年はどれ程になるのでしようか、又年度内の收支の予定はどういうふうになつておりますか。
取引高税及び地方税としての事業税の廃止による歳入減は、祖税過年度價格調整費、人件費、物件費の削減、酒の造石高の増加——この点については、世間でとかくうわさされておりますように、どぶろくの生産が到るところに行われておることを痛感いたしまするわれわれといたしてましては、まず酒の造石高を増加して、そうしてこれによつて増收をはかるという一つの考えであります。
由來地方税はいわゆる直接税主義を採つており、從つてインフレの進行に伴つて増收しうる税種に極めて乏しいのでありまして、この三つの場合を通じ、この欠陷を補うように努めたのであります。第一の新税目として創設いたしましたのは、次に申上げるようなものであります。
昨年納税すべき範囲になかつたものが、税制改革がなかつたにかかわらず、價格改訂によつて増收となり、納税の範囲にはいつてくるものがありますか。これをお伺いいたします。八番は、所得税の各税率区分ごとに納税見込み人数、徴收見込額をお知らせ願いたい。九番目には二十二年度の所得を徴税するのに相当困難でありましたが、その原因は何であつたと観察しておられるか、この点をお答え願いたい。
由來地方税はいわゆる直接税主義をとつており、從つてインフレの進行に伴つて増收し得る税種にきわめて乏しいのでありまして、この三つの場合を通じ、この欠陥を補正しようと努めたのであります。 第一の新税目として創設いたしましたのは、次に申し上げるようなものであります。
從つて増收になるところの根本というもの、何によつてその基本を定められたかということは、たいへんむずかしい問題になつてまいると思うのであります。
だから財源をあさり盡して、そうしてその財源によつて一般会計から常に特別会計へ繰入れて補助していくというような形ではなくして、やはり特別会計の方においても、ある程度利用者の負担によつて増收をはかつていく、料金値上げをやり、また一方において一般会計の面においても、できるだけ財源をあさり盡していく。御承知のように財政的支出の要求というものは相当厖大なものがあるのであります。
現在政府は、新円所得者、やみ利得者、不当利得者の脱税は捕捉し得ないで、税率の引上げのみによつて増收をはからんとしておるのでありますが、これがかえつて苛斂誅求に陷り、財源に困難を來しておる。これは税制政策の貧困の結果を物語るほかの何ものでもないといわなければなりません。これら税收その他を財源といたしまして、不幸なる人々の生活を援護し、更生を援助してやるのも社会政策。
これが特に、この五%の改正によつて増收をここに見つもる程度の額が、あまり豫想されませんので、これは一應豫算には計上いたしていないのであります。 次に、一時所得の税收についての見込みがないではないかという點につきましては、これまた來年一月後の一時所得に對して課税をいたすことにいたしているのでございます。從いまして、それが來年度の申告に載つてくるのでございます。
從來戰時中の増税が、税務官吏の手不足と、不熟練とを税で補う行き方を採り、税率の引上げのみによつて増收を図つていたため、殆んど外國に類例のない高い税率となつて、行詰りを來しており、税の根本である課税標準の捕捉に次陷のあることが却つて不均衡を激化しておる現状である。こういうふうに申されておるのであります。
こういうことをやつて増收を図りますと共に、人件費と物件費について約一割を節約した。これが大体の筋道でございます。この大きな赤字なしの、又本予算の赤字までも埋合せをしたというこの予算は、その量の厖大なる点におきまして國民経済に及ぼす影響は頗る重大であります。インフレの防止の基礎として予算通りの執行が成功するかどうかということは、これは更に重大なる結果を斎らすものであると思うのであります。
しかしながら形の上では輕減になるように見えましても、負擔の適正を得まするならば、かえつて増收をあぐるということはむつかしくないと思います。租税が今日民主化されまして、課税の適正、負擔の公平、これが得られますることは、國民の十分なる納得を得ることであります。むしろ増收の要諦ではあるまいかと思います。國民に對して十分納得させ得ないところの税は、ただ國民の抵抗を増すばかりであたと思います。
要するに、農民の努力に目標を與えまして、その努力の結晶によつて増收し、しかして供出を完了したる者には、その保有するところの余剩の收穫に対しては、これを農民の自由処分に任せるということは、最も適当な施策であらねばならぬと信ずるものであります。 一体農作物は、農民の熱意によるところの耕作の手入次第によりましては、多少の障害は克服して増收は期待できるのであります。
その埋藏せられておるものを、どんどん生産を奬励し、助成して、そうして山村、農村に生産協同組合でもつくらして、それを指導してつくらせることになりましようならば、ここに初めてカリ肥料を渇望しておる農村に、完全に賄いできますから、これによつて増收できる。そのために生産意欲がここに生じて、眞に農産品の生産が増大していくものと、私は確信いたすものであります。