1991-09-10 第121回国会 衆議院 本会議 第6号
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 矢追議員にお答えいたします。 今国会に提出しております政治改革関連三法案は、政治に対する国民の信頼を確固としたものにするとともに、内外に山積する課題に対して的確、機敏に対応することができるようにしたい、そういった政治の実現を目指しておるものでございます。政治というものは、政党だけのものでもありませんし、政治家のものでももちろんありません。国家国民のためにあるものであります
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 矢追議員にお答えいたします。 今国会に提出しております政治改革関連三法案は、政治に対する国民の信頼を確固としたものにするとともに、内外に山積する課題に対して的確、機敏に対応することができるようにしたい、そういった政治の実現を目指しておるものでございます。政治というものは、政党だけのものでもありませんし、政治家のものでももちろんありません。国家国民のためにあるものであります
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 日野議員にお答えをいたします。 私は、今回のこの三法案というのは、我々の念願とする活力のある政党政治をつくり出して、政策本位、政党本位の政治活動、選挙制度をつくり出していくために必要なものであると確信をいたしております。今回提案いたしました三法案は、これは十分な御審議をいただき、御協力を得、御理解をいただき、ぜひとも成立をさせていただきたいと、私は最善の努力を尽くす考
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 羽田議員にお答えをいたします。 貴重な御意見と、そして御質問をいただきました。さすが自由民主党の選挙制度調査会長としての御経験から、自由民主党が平成元年の五月、厳しい反省に立って世に問うた政治改革大綱を基本にして、新しい政治改革、また政治のあり方についてのお尋ねがございました。率直にお答えを申し上げます。 第一に、私は、基本的には政治の目標は国の安全保障と国民生活の
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の問題を反省して、厳しい言い方をいたしますと、きょうまでそれなりに努力もし、通達も出し指導もしてまいってきたのでありますが、にもかかわらずと言うと言い過ぎかもしれませんが、その通達や指導に従わなかった現象がたくさん出てきた。そのことが公正な社会の理念からいって厳しい批判を受けておることは御指摘のとおりでありまして、これに対して政府の責任としては、どこに問題点があったのか
○国務大臣(海部俊樹君) 経済学博士であられる斎藤議員にお教えする知識はありませんが、今回の一連の問題を通じて、新聞や国会の御討議の中にも随分そのエクイティーファイナンスという言葉は出てまいりました。そうして、それによって行われる極めてわかりにくい資金の大幅な動きのからくりというんですか、補てんの一つの手口として使われておったんだということもよくわかってまいりました。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、個人が幅広く市場に参加をするという体制をきちっと確保していくということは、これは極めて重要な視点であると私も考えております。そういった意味で、個人が参加をし、個人がその証券投資というものに魅力を感じるような証券市場の育成というものも大きな問題点の一つである、こう受けとめて、今後そのような姿勢で対処してまいりたいと思います。
○海部内閣総理大臣 今回の一連の不祥事件を全体としてとらえますと、私はやはり今御指摘があったように、公正な社会の理念という面からいってこれは厳しい反省を迫らなければなりませんし、同時に、一連の御議論の中で、そのことが、あるものは今捜査当局の対象にもなっておるし、また当然法律違反に該当するものではないというような部門もあって、非常に幅広く、損失補てんというのは一体何であったのか、どういったことが構成要件
○海部内閣総理大臣 今回の問題を政府が厳しく受けとめておりますことは、再三申し上げてきたとおりでございますが、大蔵省に対しては、大臣を通じて厳正に対処する、その中には検査機構とかあるいはチェック機構とか通達を、これは言いにくいことですが、通達を出して問題点はわかっておっても、にもかかわらずこういう結果が生じたということなどをあわせて考えますと、もっと強化をし、もっと自身の責任での体制強化も大蔵省には
○海部内閣総理大臣 松本議員の御主張に私も同感をいたします。同時に、政治家自身のことにもお触れになりましたが、政治改革を行っていきたい、それはやはりお金と政治活動、日常生活との関係を公明に、公正にしたいという願いがあることも事実でございますし、しかし社会全体の風潮の中で金銭万能主義と申しますか、何か企業は企業で自分の損得、利益かどうかということが価値判断の基準、行動するときの基準になったり、あるいは
○国務大臣(海部俊樹君) 企業の存在というものは、それは国民生活の側から見ますと、そこに社会的責任を自覚して大いに活躍してほしいという一語に尽きると思います。企業があればこそそこに雇用も生まれ、また生活も豊かになり、物の生産もあり、いろいろ国民生活に対して大変なメリットを与えておってくれることは、これは間違いありませんけれども、ただ企業が自己中心主義になられて、自分の企業さえ利益があればいい、簡単に
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり、共産主義の経済政策や社会がこれで変わっていく、また、ベルリンの壁の崩壊に象徴されるように、冷戦構造の発想も乗り越えられつつある。市場経済、自由と民主主義というものが普遍的な価値になりつつあるときに、市場経済の側でもみずから率直に反省すべきは反省し、正すべきは正さなければならないという御指摘は私もそのとおりだと思います。 ただ、きょうまで努力してまいりました
○国務大臣(海部俊樹君) 対ソ外交の基本につきましては、ソ連がずっと進めてきておる一連のペレストロイカとか、あるいは新思考外交という改革がクーデタ「の挫折、失敗、そして昨日のゴルバチョフ大統領の反省を込めてのより一層強力に推進させるというあの演説を聞いても、基本としてはきょうまで同様にソ連の自由と民主主義と市場経済への普遍的な価値を共有する国として、我々と国際社会の中で協調できるようなその改革に支援
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の最近のクーデターの問題一連を眺めてみますと、大きく分けて保守派と改革派に分かれておった勢力の中で、いわゆる保守派と言われる向き、あるいは共産党と言われてきた力、そういったものが解体してなくなっていくのでありますから、私は連邦政府は民主化路線に向かってさらに一歩前進することができるものと見ておりますし、強くそれを期待もいたしますが、ただ連邦政府と共和国との関係がどうなっていくということは
○国務大臣(海部俊樹君) 核の問題は、今私どもの聞いております限りにおいては、ソビエト連邦の軍事、それに対しては連邦が管理をするわけでありますから、今は核は連邦が管理をしております。同時に、これの問題については核不拡散条約の問題とか、核の拡散を究極的に廃絶に持っていかなきゃならぬという大きな国際世論の中で日本としても重大な関心を持つ問題でありますから、この問題についてはその管理運営責任をソ連邦がまず
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の共産党の解体というのは、ペレストロイカというものがきょうまでややもすると上からの改革、共産党の枠の中での改革という側面を持っておりましたのが、今回のクーデターの失敗を契機に民衆レベルでも真に自由と民主主義と市場経済の方向へ向けての新しい国づくりへの期待が大きく盛り上がってきた、その結果のあらわれであろうと思い、私としてはソ連の一連の最近の動きが東西の対立に終止符を打った
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の国内における、大きぐ大ざっぱに分けますが、保守派とそれから改革派の中の綱引き、争いがあったということはよく知られておるところであります。そして、その中にあって、連邦条約の調印ということになりますと、一体連邦の権限と共和国の権限がどうなるのか、これに対して不透明な面があり、特にその中で徴税権をどうするかとかあるいは権限をどうするかとか、いろいろな問題について意見の対立があったことも
○国務大臣(海部俊樹君) 十九日のお昼に第一報が来ましたときに、健康上の理由というのがすぐ入ってきた。しばらくして全土に戒厳令がしかれたという全く矛盾するような情報も入ってきた。私たちは、当初から深い憂慮の念を持って注視しておったことは、これは事実であります。また、ゴルバチョフ大統領のペレストロイカ路線というものを一貫して支援してきたことも事実でありますから、その評価をするとともに、私は記者会見の中
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の事態は、軍部と保守派と、一部の人々によって企てられた憲法違反のクーデターであるわけでありまして、それがソ連の民衆のあのような抵抗運動と同時に、そういったものを支持し支えていこう、正当に選ばれた大統領の地位というものをみんなで支援しながら、より一層世界の民主化のために関係国際各国が高い支持を送ったことによってあのクーデターが終えんしてゴルバチョフ大統領が復帰をしたということについては
○海部内閣総理大臣 四月に東京でゴルバチョフ大統領と日ソ首脳会談を、時間を延長し会合の回数も六回にしてやりましたのは、ほとんどがこの領土問題をどう認識するか、これを解決して平和条約を結ぶことはどうするかという点に大半の時間を費やしたと言って言い過ぎではありませんけれども、きょうまで公式文書に出ておらなかった歯舞、色丹、択捉、国後島、この四つの島の名前を明記する、これは共通の認識で書きましたし、領土問題
○海部内閣総理大臣 御意見や御批判がいろいろあることについては、これは率直に聞かなければならぬと思いますが、今回のことに関しましても、事態が起こりました第一報を受け取ったときはちょうど政府・与党連絡会議のさなかでございましたので、健康上の理由でやめたとか、戒厳令がしかれたとか、錯綜するいろいろな情報が飛び込んできました。直ちに安全保障議員懇談会を開いて情報収集を始めるとともに、そして政府の態度をきちっと
○海部内閣総理大臣 エリツィン・ロシア共和国大統領の果たした役割というのは、クーデター発生直後から、テレビの映像なんかにもあらわれておりますように、文字どおり先頭に立って、憲法の手続に背反する行為に対しては民衆は立ち上がれということを体を張って行動したわけでありますから、私も昨夜遅くようやくエリツィン氏と電話回線が通じましたので、そのときにまずそのことを高く称賛をいたしました。同時に、エリツィンの方
○海部内閣総理大臣 政府の考え方というのは、あのような憲法の状況に反するようなことをやることを黙って見逃すわけにはいけないということもきのう私の気持ちとして強く委員会でも申し上げましたし、同時にまた、ゴルバチョフその人は今どこにいるかわからないというので、特にその生命、安全保障については強く主張をしておきました。同時に、流血の惨事を起こしたり、これ以上のことをしてはならぬということも強く申し上げてあります
○海部内閣総理大臣 政府・与党首脳会議の最中に第一報の連絡を受けまして、その後情報がいろいろ不透明でしたけれども、直ちに夕刻連絡会議をまた開き、同時に、政府としては、この問題については人道上の問題もあるし、また同時に、ソ連が約束した対外約束、特にその中でペレストロイカと新思考外交のグローバルな適用ということは強く求め、かつ過日のロンドン・サミットでもそのことを主張して共通の認識も得ておることでありますから
○海部内閣総理大臣 具体的にお尋ねの件は、私、憲法違反と考えていただいてもいいというような言い方で申してはおりません。昨日の委員会でも明確に申し上げましたが、現下の情勢は憲法違反の可能性が極めて高い異常な事態と受けとめておると申しましたし、また昨日の記者会見においても、憲法秩序そのものに背反する形で行われている、こういう可能性が極めて高いと判断される異常な事態と受けとめているということでありますから
○海部内閣総理大臣 今御指摘がありましたように、国連の平和維持活動というのは、国連で停戦が合意されたこと、紛争当事国すべてがPKOにそこで平和確保をしてほしいという共通の願いを持つことということが大前提であります。ですから、危ないとか危なくないとかいうようなことよりも、むしろ国連の理事会がきちっと決めて、ここにはこのような平和維持活動が必要であって、これはやはり国連の権威と説得でもって行うものでありまして
○海部内閣総理大臣 いろいろ御指摘をいただきました。最後の結論部分で言われたことがポイントと思いますが、今世界が新しい秩序を求めていろいろ模索しておる。特にサミットの場なんかでも、自由と民主主義というものが普遍的な価値になったときには二極の対立は多極の対立に変わっていく大きな流れも懸念される。したがって、皆が国連の機能を高めて、国連の権威を皆が高めて、そして平和をきちっと確保していこう。湾岸における
○海部内閣総理大臣 ゴルバチョフ大統領の昨日の突然の異常事態、これは私も本当に驚くとともにいろいろな情報その他を鋭意収集しておるところでありますが、具体的な問題については後ほど外務大臣より現在の状況についても御報告させようと思いますけれども、私は現下の情勢は憲法違反の可能性が極めて高い、異常な事態であると認識しておりますし、同時に、昨晩来ブッシュ大統領、マルルーニー首相とも電話で協議しましたが、いずれの
○国務大臣(海部俊樹君) 粟森議員にお答えを申し上げます。 証券・金融不祥事件の一連の問題は、免許会社の規範に反して内外の一般投資家の市場に対する信頼を損なったものであり、私は公正な社会の理念からまことに遺憾に思い、政府としてはこのことを重大に受けとめております。これまでも申し上げてきたところでありますが、今回の不祥事について行政の責任者としてその責任を重大に受けとめて、改めて国民の皆さんにおわびを
○国務大臣(海部俊樹君) 市川議員にお答えを申し上げます。 今回の証券会社の損失補てん等の問題の実態につきましては、十その証券会社から補てん先の企業名が公表されたところでありますし、また補てんの手法等については政府といたしましても国会審議の場を通じて説明をいたしてきておるところでありますが、引き続きその実態を明らかにするように努めてまいる所存であります。 証人喚問については、国会において各党間でお
○国務大臣(海部俊樹君) 広中議員にお答えを申し上げます。 普賢岳の問題につきましては、政府もでき得る限りの対応をすべきであり、あらゆる角度から検討の上、でき得るものは、政令の改正、省令の改正、特別基準の設定などを考え、二十一分野にわたって八十三項目にわたる対応策をただいま推進しておるところでございます。今後とも、地方公共団体と連携しつつ必要な措置について検討を行い、この地域の将来の防災、活性化、
○国務大臣(海部俊樹君) 後藤議員にお答えを申し上げます。 雲仙岳火山噴火と地震の研究体制をさらに充実し、火山活動による危機管理体制、情報の伝達体制を早急に整備せよとの御指摘でございます。 私は、地震・火山国である我が国においては、防災行政上の重要な施策の一つとして観測体制の強化や予知及び火山噴火に関する研究開発に今後とも努めていく所存でございますし、一また今回も情報の伝達については適時発表を行
○国務大臣(海部俊樹君) 答弁の補足をさせていただきます。 損失補てんのリストが、発表されたものは政府として間違いないという責任が持てるのかどうかという、こういう御質問でございました。あれは証券各社がみずから損失補てんをしたと認識している企業を自主的に発表したものであるのであります。 また、私の政治責任を問うのだというお話でございますが、政府は法案を国会に提出したところであります。私は、不退転の
○国務大臣(海部俊樹君) 浜本議員にお答えを申し上げます。 非常災害対策本部を政府は直ちに設置して、二十一分野にわたり、八十三項目にわたる災害に対する救援対策を決定して強力に今推進しておるところでございますけれども、今回新たに、政令、省令の改正や特別基準の設定などによりまして三十項目に及ぶ対策を強化して、でき得る限り御要望に弾力的に対応していくように今取り組んでおるところでございます。したがいまして
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大内委員長にお答えをいたします。 今回の証券不祥事におきましては、一連の不祥事は、免許会社の規範に反して、内外の一般投資家の証券市場に対する信頼を大きく損なったものであり、「公正な社会」という理念から見ても、まことに遺憾なことであります。事態を重く受けとめて、これまでも申し述べてきたところでありますが、今回の不祥事について、行政の最高責任者としてその責任を痛感し、改めて
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 不破委員長にお答えをいたします。 今回の証券不祥事につきましては、損失補てん等の問題の実態については、先般来、十七社の証券会社から補てん先の企業名が公表されたところであり、また、補てんの手法等について、政府としても国会審議の場を通じて説明をしてきておりますが、引き続き、その事実を明らかにするように努力をしてまいります。 証人問題については、ただいま国会においてお決めいただく
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 戸田議員にお答えを申し上げます。 冒頭に、雲仙岳噴火災害に係る立法の問題について、追加してお述べになりましたが、二十一分野八十三項目にわたる救済対策を決定し、これらの措置は政令の改正、省令の改正、特別基準の設定など、今回の災害のため新たに閣議決定をした措置が三十項目も含まれておりまして、お尋ねの立法を行わなくとも、現在、所要の措置を確保できるものと政府は考えて、鋭意努力
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えをいたします。 最初の証券不祥事に関するお尋ねでありますが、証券会社による特定顧客に対する損失補てんは、内外の投資家の証券市場への信頼を損ね、免許会社としての規範に反し、「公正な社会」の理念にも反するものであり、私は、極めてこれは厳しく受けとめております。 また、政府は、損失補てんを行った証券会社に対し、社内責任の明確化や営業自粛を行わせたところであり
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 加藤政調会長にお答えをいたします。 まず、今回の災害による多数の犠牲者の方々に心から哀悼の意を表し、被災者並びに避難されておる方々には、私も心からお見舞いを申し上げたいと思います。 政府は、調査団の派遣による被災状況の把握と対策の検討を行い、御承知のとおり二十一分野八十三項目にわたる広範な救済対策を取りまとめ、これらを実行に移しているところであります。今後とも、人命第一
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 田邊委員長にお答えをいたします。 雲仙岳の災害に対しての私の心構えてありますが、政府において非常災害対策本部を直ちに設置し、地元の要望等を踏まえてあらゆる角度から検討の上、住宅、民生、文教、農林漁業、中小企業、雇用、地域振興など二十一分野八十三項目にわたる災害に係る被災者等救済対策を決定をして、強力に推進しているところであります。これらの措置には、政省令の改正、特別基準
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 第百二十一回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力を得たいと存じます。 初めに、先般の雲仙岳の噴火により亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表し、また、負傷された方々や避難生活を続けておられる方々に心からお見舞いを申し上げます。 天皇皇后両陛下におかれましては、被災地において親しくお見舞いをいただいたところであります
○国務大臣(海部俊樹君) 第百二十一回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力を得たいと存じます。 初めに、先般の雲仙岳の噴火により亡くたられた方々とその御遺族に対し深く哀悼の意を表し、また、負傷された方々や避難生活を続けておられる方々に心からお見舞いを申し上げます。 天皇皇后両陛下におかれましては、被災地において、親しくお見舞いをいただいたところであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 深田議員にお答えを申し上げます。 今回の派遣につきましては、国会における今日までのいろいろな御議論とか、私は各党党首の皆様にも考え方を御説明したり、またシビリアンコントロールの立場を考えて、安保会議、閣議においても慎重に検討した結果、決定したものでございます。 なお、憲法、自衛隊法についての議論でありますが、このことについては、昭和六十二年九月二十九日に、いろいろな国会
○国務大臣(海部俊樹君) 竹山議員にお答えをいたします。 我が国としては、国際国家として今日世界の秩序の中でここまでの大きな役割を果たすことができる国となり、また世界の経済総生産においてはその一四%を占める、影響力を持つ国となっておることを謙虚に自覚し、みずからの役割と責任を持って、平和憲法のもと、持てる経済力、技術力、経験等を生かして積極的に国際社会の新しい枠組みづくりに貢献をしなければならないと
○国務大臣(海部俊樹君) 一昨日、臨時閣議において、自衛隊掃海艇等のペルシャ湾への派遣を決定いたしましたので、御報告申し上げ、御理解と御協力をいただきたいと存じます。 御承知のとおり、昨年八月二日のイラクのクウェートに対する不法な侵攻及びその併合に始まった湾岸危機については、イラクが正式停戦のための国際連合安全保障理事会決議六百八十七を受諾したことに伴い、正式停戦が成立いたしました。 ペルシャ湾
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 上原議員にお答えをいたします。 私は、国会のきょうまでの長年の御議論の中で、自衛隊問題について、海外派兵と海外派遣と明確に区別をされて議論されてきたという経緯を、議員もよく御承知のことと思います。今回の行為は海外派兵に道を開くためのものである、こう言われますけれども、そんなことは全くないわけであって、自衛隊の海外派遣の中で、特に、三条の本来の業務以外に、自衛隊の権限として
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 船田議員にお答えを申し上げます。 私は、去る四月の十二日に国連の安全保障理事会で六百八十七号の決議が正式に発効をしたということ、同時に、ペルシャ湾に千二百個とも言われる多数の機雷を敷設したということを当事者のイラク側が発表をしておるということ、そのペルシャ湾というのは我が国を初め世界の原油の主要な輸送経路に当たっておるということ、この海域の航行安全の回復は、国際社会にとっても
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 昨日、臨時閣議において、自衛隊掃海艇等のペルシャ湾への派遣を決定いたしましたので、御報告を申し上げ、御理解と御協力をいただきたいと存じます。(拍手) 御承知のとおり、昨年八月二日のイラクのクウェートに対する不法な侵攻及びその併合に始まった湾岸危機については、イラクが正式停戦のための国際連合安全保障理事会決議六百八十七を受諾したことに伴い、正式停戦が成立いたしました。
○海部内閣総理大臣 消費税の問題につきましては、衆議院におきまして、政府が見直し案を法案に作成して提出をし御理解をいただいたのですけれども、参議院の方で審議未了、廃案という結果と相なりました。その後、各党の皆さんが両院あわせて、このような一院通って一院通らないというようなことじゃなくて、国民のためを考え、消費税を前提にしながらどのような対応が必要かについて協議会を開いていただき、たしかきょうもまたそれをおやりいただく
○海部内閣総理大臣 まさに御指摘のとおりに幅広くいろいろなことをしなければならぬわけでありまして、東京の一極集中を是正しなければならぬということ、例えば工場とか企業なんかも都心から離れていきつつある、こういう傾向もありますし、また大学等も都心から離れてキャンパスを郊外へ移すというようなこととか、いろいろありましたが、国会が昨年国会等の移転に関する決議をしていただいたことも、これは国会も率先してそれらの
○海部内閣総理大臣 大木委員にお答え申し上げます前に、お許しいただいて委員長並びに委員会の皆さんに御了解をいただきたいと思いますが、過日十八日にお呼び出しをいただきながら、たまたま日ソ交渉の方が予定どおり終わりませんでして、引き続き第四回会談を迎えるための準備その他がございましたので、私は欠席をいたしましたが、御了解をいただきたいと思います。 また、ただいま御指摘の、土地対策に対して税制だけで可能
○国務大臣(海部俊樹君) 自衛隊は専守防衛であるという点についてはそのとおりであります。その本来の任務というものが第三条に示されておることも私はそのとおりと考えます。しかし、第八章にいろいろなことが書いてありまして、例えば専守防衛という考え方からいくとちょっと別の任務になるわけですけれども、土木工事の受託とか南極観測の支援とか国際的な運動競技の支援とか、いろいろなことで自衛隊が動く権限も与えられております
○国務大臣(海部俊樹君) 今回派遣を決定いたしますその根拠と申しますか、状況判断をいたしました第一の理由は、湾岸の平和回復のために積極的に貢献をしていかなければならないという基本に立って、日本時間の四月の十二日に国連で正式停戦が成立しました。したがって、あの地域においては紛争状態、戦争状態というものは名実ともに終わりを告げた。同時に、イラク側によって千個を超える、あるいは千二百個とも言われる機雷が敷設
○国務大臣(海部俊樹君) どこかからの要請を受けたということではなくて、日本政府の独自の判断によって派遣をしよう、こういうものでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 諫山議員にお答えをいたします。 決算について参議院の御理解を得られなかったことにつきましては、まことに遺憾なことでございました。国会の御審議、御指摘を踏まえて予算編成に当たっては決算の成果を十分反映させるよう、今後とも適正、効率的な予算の執行に留意をしてまいりたいと考えております。 クルド族難民問題につきましては、御指摘のとおり、人道的観点から私も深く憂慮をいたしております
○国務大臣(海部俊樹君) 猪熊議員にお答えをいたします。 政治改革は、選挙制度審議会からも答申をいただいており、また自民党においても、昨年末に政治改革基本要綱を党議決定し、現在詰めの作業を続けている最中と承知いたしますが、事柄が国会の構成や議員の身分にかかわる問題でありますので、既に党首会談においても私から各党にお願いをいたしましたが、いろいろな場で各党各会派間の御論議を深めていただき、できる限り
○国務大臣(海部俊樹君) 喜岡議員にお答えをいたします。 政府の経済見通しや課税実績など、利用可能な資料をすべて精査しながら、しかしながらそういう作業をしましても、見積もりいたしました後の経済状況の変化とか予測しがたい状況の変化が税収に反映して、見積もりに誤差が出ることはこれはやむを得ない面もあるところと思いますし、また、現行の年度所属区分の変更は今後の重要な課題として認識をいたしておりますけれども