1975-12-16 第76回国会 参議院 法務委員会 第5号
○佐々木静子君 いま大臣の方から刑務官における人権侵害などというものは絶無を期すために最大限努力しているというお話でございましたが、この大阪刑務所における人権侵害問題に対して、法務省とするとどのような調査をされ、またどのような結果をつかんでおられるのか、いままでの調査の結果などについてお伺いしたいと思うわけです。
○佐々木静子君 いま大臣の方から刑務官における人権侵害などというものは絶無を期すために最大限努力しているというお話でございましたが、この大阪刑務所における人権侵害問題に対して、法務省とするとどのような調査をされ、またどのような結果をつかんでおられるのか、いままでの調査の結果などについてお伺いしたいと思うわけです。
○佐々木静子君 先日、日弁連の人権大会で大阪刑務所における刑務官の人権侵害事件が問題として取り上げられた。そのことを当局は御存じでございますか。
○佐々木静子君 それでは、まず矯正局に関する関係の分についてお伺いしたいと思います。 実は、局長さんがきのうおかわりになったということで、早々のことなので、いささかお気の毒に思うわけでございますけれども、そこのところはできるだけお調べいただいて御答弁いただきたいと思うわけでございます。 実は、これはまず大臣に伺いたいわけでございますが、刑務所における人権侵害の問題、これは以前よりいろんな問題がございまして
○佐々木静子君 それでは、この刑事補償法の法案につきましては、これは前国会でかなりわが党からの質問も出ておりまして、審議がかなりなされておると思うわけでございます。ただ、このたび、死刑の場合の補償でございますね、額が増額になっておるわけでございますが、その点について刑事局長、いかがないきさつでこうなったのか。また、その補償額がどういうわけでこういう額になった、その基準など根拠をお述べいただきたいと思
○佐々木静子君 ごもっともな御答弁をいただきまして安心いたしました。実は法務省の方針が非常に大きく変わったのかと、これは私は一生懸命いままでも法務委員をやらしていただいて、法案と取り組ましていただいて勉強もさしていただいたわけですけれども、与党の議員さんの席からも、ありそうな話だとおっしゃるくらいなんですからね、これはわれわれ野党議員の中では、そういうことで法案審議ということになると、一生懸命やろうと
○佐々木静子君 それでは、刑事補償法の改正案について私から質問をさしていただきます。 この質問に先立って、ちょっと基本的な問題として大臣にお伺いさしていただきたいと思うわけです。実は私ども、こうして法務省、政府から出ている法案について、大臣のおっしゃるように慎重かつできるだけ速やかに法案審議をやろうということで、いま一生懸命になっておるわけでございますが、これはここの席で言うのが適当であるかどうかということは
○佐々木静子君 いま、婦人の立場に立って、前向きに法務省が鋭意取り組んでいただいているというお話で、大変心強く思っているわけでございますが、形の上では男女平等のようになっておっても、実質的には男女平等を阻害している。その顕著な規定といたしまして、いま大阪を初めとする全国の婦人団体の有力な方々が強く要望していらっしゃる点でございますね、まず、離婚した場合における氏を、婚姻によって変えた方の当事者が離婚
○佐々木静子君 これは後でまた具体的に一つ一つお尋ねさしていただきます。
○佐々木静子君 それでは、私は本日、まず、いま問題になっております民法の改正問題について、法務当局の御意見をお伺いさしていただきたいと思います。 ことしは国際婦人年世界会議の行われた年でもございまして、世界行動計画というものが採択されまして、まあ男女の実質的平等の保障のために各国の政府は立法や行政の上で最大限の努力をしなければならないということが、行動計画にもうたわれているわけでございます。そういう
○佐々木静子君 植木総務長官が昭和生まれの男性のチャンピオンとしてお入りになったということは、私どもも必ずしも歓迎しないというわけじゃないんですけれども、この本部員の名前を見ますと、十三人全部が男ですよ。ここの国会を見ても、みんな政府委員にしても議員もほとんど男ですけれども、人口の半分が婦人だというのに、これはいかにもおかしい。しかも、婦人問題を取り上げるのに男ばっかりずらっと十三人並んで考えたって
○佐々木静子君 いま、はからずも総理の方からお話しございましたが、これは超党派の婦人議員が、この婦人問題企画推進本部に婦人をもっと本部員に入れるべきだということを各党から婦人議員がお願いしているはずでございます。それが一向に実現しておらない。その点についてどうですか、婦人をもっと登用されたらどうなんですか。
○佐々木静子君 ことしは、国際連合が全世界の婦人の地位の向上を目指して、国際婦人年ということで記念すべき年であると同時に、また、戦後日本における婦人参政三十周年という記念すべきときでございますので、主として婦人の問題にしぼってお尋ねいたしたいと思います。 まず、この国連における世界行動計画が御承知のとおり採択されまして、国内的な取り組みというものが急がれているわけでございますが、どうも掛け声だけで
○佐々木静子君 それでは、私の持ち時間は余りございませんので簡単に申し上げますと、先ほどの松本先生の御意見を承っておりますと、最高裁の裁判官を広い視野から任命しなければならないという御意見のように承ったのでございますけれども、いまの任命方法で内閣総理大臣と最高裁長官とが十分に意見を交換し合っておるし、また各方面の意見も聞かれていると思うのでというお話でございますけれども、こういう重大な人事につきまして
○佐々木静子君 それでは、私から最初に質問をさせていただきます。 本日は、三人の参考人の先生にお忙しいところを国会までお運びいただき、私どもに対していろいろと有意義な御意見を賜りましたことにつきまして、厚くお礼を申し述べたいと思います。 先ほど来先生方の御意見を承らしていただき、天野先生には提案しましたこの法案に賛成していただきまして、また和田先生におきましても基本的には賛成をしていただきまして
○佐々木静子君 そうすると、泉水自身の身柄はずっと千葉刑務所におるわけでございますね。その間、行刑上の処分とかはもとより、教育上からもこの事案については何も聞いておらない、何ら事件のなかったときと同じ状態で、この件について特別の教育を行っておらない、全くこのことにはノータッチで刑務所はいらっしゃるというわけですか。
○佐々木静子君 この起訴状によりますと、被告人泉水が、千葉市の千葉刑務所において受刑中のものであるが、かねてより同刑務所の受刑者に対する医療行為に不満を抱いて、同刑務所の管理部長西條氏を人質に取った上で、刑務所側に対し、これが改善を訴えようと意図して、三月二十二日の午前九時十五分ごろ、同刑務所舎房西舎南側出入り口内階段下付近で、警備及び舎房の状態を視察していたところの巡回中の管理部長を待ち伏せて、背後
○佐々木静子君 それでは、私からまず矯正関係のことについてお尋ねいたしたいと思います。 これは先般来、法務委員会の再開がおくれておりましたために、もう少し早くにお伺いしたいと思っておったわけでございますけれども、この三月の二十二日に、千葉の刑務所で収容中の模範囚といわれている人が管理部長に対して傷害を与えたという件で、刑務行政のあり方ということが広く問題として訴えられているわけでございますが、この
○佐々木静子君 何らかでは不明瞭です。はっきりしたかっこうで、どういう行事を復活していくか。政府として憲法記念日の行事、祝賀会といいますか、記念祭といいますか、そういう国の行事を政府の責任で施行するということをここで約束できますか。
○佐々木静子君 昭和二十二年以来、憲法記念日に国が行事をしてこられました。毎年行事がなされておったところが、七回目の憲法記念日を最後に国家的行事がなくなってきたわけです。憲法記念日を従来のとおり復活されるということをここで約束できますか。
○佐々木静子君 それでは総理に伺います。時間がありませんので、簡単に答えていただきたいと思います。 一昨日の当委員会の審議において、総理は重ねて、現行憲法を変更するつもりは全くない、憲法を守る気持ちが非常に強いということをお述べになりました。それに関してわが党の矢田部議員の質問に対して、この憲法を形の上で守る、その形であらわすには憲法記念日をさらにもっと復活しなければならない、まあ前向きの姿勢で取
○佐々木静子君 それでは私からお尋ねいたしますが、本日の朝からの審議に私参加しておりまして、全く総理あるいは法務大臣に、ただ口先だけで反省をしていると言われるばかりで、客観的に見てきょうの審議については全然誠意が感ぜられない。このように反省している反省していると言うことで物事が何でもおさまっていくのであれば、これくらい世の中は簡単なことはないので、余りにもこれは総理あるいは法務大臣において事態の認識
○佐々木静子君 議事進行について異議があります。 先ほど来私が異議を申し上げましたように、何ら発言を求めておらない総理が立ち上がって物を言う。しかもそれが憲法問題について発言を牽制するようなことを、総理が尋ねもしないのに言われる。しかもそれを受けて、稻葉法務大臣はそれに牽制されて、それに同調するような答弁をされるようでは、これは私どもは重大な問題があると思いますので、一応審議を中断して理事会を開いて
○佐々木静子君 ただいまの矢田部委員の質問は、明らかに稻葉法務大臣に対する質問でございまして、その答弁をしなければならないのは稻葉法務大臣でございます。それにもかかわらず、何ら発言を求めておらない三木総理が答弁をしようとするということに対しましては、これは私どもは重大な問題があると思いますから、議事進行について異議があります。
○佐々木静子君 いま政府委員のお手元にも届いておると思いますが、豊中市における空港騒音の指定図、ここにも掲げておきましたように、(資料を示す)これはこの図面で言うと、ここが南になるわけですけれども、南から、大阪市の方から豊中市を北部に向けて飛行機が着陸する。また、離陸の場合は、大体の場合は北を向いてすぐにまた海の方へ、南の方へ旋回するわけでございますけれども、この中で、これは豊中市の部分だけとらえてみますと
○佐々木静子君 いまの御答弁でございますが、今後はそういうことがないように万全を期していきたいというお話ですが、さしあたりいまお話しの四十九年の三月、航空機騒音防止法が改正されて、それから後、またそれに基づく大阪国際空港の周辺の整備機構というものが設立されているわけでございますけれども、その四十九年の末を見ましても、移転補償の申請申し込みが七百六十九件あった。しかし、そのうちせっかく申し込みしておったのが
○佐々木静子君 それでは、私はさきに運輸省に対して主として航空問題、大阪国際空港の騒音を初めとする公害問題について運輸省当局にお尋ねいたしたいと思います。 まず、航空機の騒音に対処する問題といたしまして、この空港周辺の整備対策の問題と、それから公害の発生源に対する問題の二点に分けることができると思うわけでございますが、主として本日は時間の関係もございますので、周辺の対策についてお伺いしたいと思います
○佐々木静子君 お仕事は恩赦についての審査をなさるというのが主たる仕事で、恩赦には政令恩赦と個別恩赦とございますが、主として個別恩赦についての審査をなさるわけでございますか。
○佐々木静子君 それでは私から質問させていただきます。 この犯罪予防更生法の一部を改正する法律案の提案の御説明といたしまして、この間大臣から「近時、恩赦上申事件が逐年増加の傾向をたどっており、特に、無期刑による仮出獄者、死刑確定者、刑の執行停止中の者などについての事案の複雑な恩赦上申事件の増加傾向が著しいため、非常勤の委員では十分な調査及び審理が期待」できなくなったので、迅速かつ適正な審査を行うために
○佐々木静子君 できるだけ、ほかの物価も上がっていることでございますので、修習が実際上やりやすいように、その点ぜひとも御配慮いただきたいという要望が強く出ておりますことと、それからもう一つ、この問題に関しまして、御担当がどなたになるかわからないのですが、研修所の教官でございますね、前にも委員会でお願いしたことがあるのですが、特に弁護教官の人選、これが、日弁連から推薦している弁護教官が最高裁の方で、研修所
○佐々木静子君 これは再々陳情も裁判所の方に、研修所あてに出ているんじゃないかと思うのでございますが、弁護士会の方にいただいている予算が大変に少ない。いま一人当たり一万七千円ぐらいでございますね。ところが、実際に要する費用というものはそれの倍以上になっておるわけでございまして、これが弁護士会の負担になり、また、たくさん負担しなければならないポストにおられる方はそれのほかに、たとえば私の所属している大阪弁護士会
○佐々木静子君 それでは前回に引き続きまして、裁判所職員定員法についての質問をさせていただきます。 前回も主として人事局に対しましていろいろお話を伺ったわけでございますが、担当の局長がまだお越しじゃないようでございますので、その前に、きのうから法曹三者協議が始められておりますけれども、その席でもいろいろな問題が出されるようになるであろうと思いますが、若干それに関しまして、これは主として経理局になるんじゃないかと
○佐々木静子君 その内訳をちょっと御説明くださいませんか。
○佐々木静子君 大臣御自身もこれで十分とはとうてい考えられないという御意見のようでございまして、これはしかし、何とかしないことには裁判を受ける国民が迷惑をするのじゃないか。実際問題としてこのごろも、統計にも出てきておりますけれども、事件数がわりに減ってきておる。その減ってきているということは、もちろんそれは好ましい状態であるというふうに受け取れる面もないではございませんけれども、特に民事事件の場合、
○佐々木静子君 それでは、私からまず質問をさせていただきます。 まず、この裁判所職員定員法の審議というものは、これは毎年三月に入りますと参議院で審議がされるわけでございますが、裁判所の職員の数が大変に不足している。そのために裁判がいろんな面で遅滞をして、国民が十分に司法の恩恵に浴することができないという悩みが毎度当委員会でも論ぜられるわけでございますが、今度も、この法案によりますと、簡易裁判所の判事三名
○佐々木静子君 いまのお話を伺いまして、まあもう少し、これだけ私ども熱を入れてお話しているんですから、せめてもう少しましなお話をしていただけるんじゃないかと、大変失礼ながら残念に思ったわけでございます。で、実は橋本先生からも補助金についての非常にいいお話がありましたので、この補助金適正化法の立法趣旨を非常に逸脱して行政が行なわれているということで、実は時間がありましたら私この問題をまたやらしていただきたいと
○佐々木静子君 最高裁判所裁判官任命諮問委員会設置法案について、その趣旨を御説明いたします。 最高裁判所裁判官の選任が慎重かつ適正に行われなければならないことは、最高裁判所が終審としての違憲審査権、規則制定権、最高の司法行政権を有する司法裁判所として、憲法によって国民から負託された使命を遂行し、司法権の独立と裁判の公正を保持し、基本的人権を保障すべき責務を全うするために、当然の事理として要請されるところであります
○佐々木静子君 重ねてのことですが、これは大体は国際婦人年のことといえば、婦人少年局にやらせておけばいいんだというふうに、これ実のところ私も及ばずながら各省当たってみた感触では、婦人少年局がやるからというふうなことで、皆さんお逃げになるといいますか、本気になってやっていらっしゃらない。これは労働省だけに限りませんけれども、そういう感覚がするわけなんです。しかし、これは大臣を決して責めるわけではありませんけれども
○佐々木静子君 大臣が前向きの姿勢で取り組んでいこうとしていらっしゃるということはわかるわけでございますが、実は三木内閣総理大臣ですね、年末に婦人議員が総理大臣をお訪ねして国際婦人年のお話をしたときに、国際婦人年とは何ですかと、実は何も御存じなかったわけです。私どもは非常にがっかりしたわけです。それは実は参議院の本会議で、わが党の田中先生が国際婦人年のことについて一席ぶたれたその後の話なんですけれども
○佐々木静子君 それでは、私からまず労働省に対してお伺いいたしたいと思います。 実は、ことしは国際婦人年という記念すべき年でございます。そしてまた、婦人の権利とか地位の問題について、これは労働省が一番直接の御関係が深いのではないかと思うわけでございますので、最初に国際婦人年にちなんで、労働省とするとどのようなことを具体的に——実効のあることですね、婦人の地位の向上とか権利の拡張ということについてお
○佐々木静子君 次官の方はいかがですか。いまのお答えではちょっと、本当にやってくださるのかどうかということですね。御検討してくださっていることは、私お尋ねする前から伺ってよく知っているわけでございますので、これはそう言っている間にまた五十年度の試験もそろそろ始まるわけでございますから、やはり検討ばかりに時間をかけていても仕方がない。時間が実際に人よりかかることだけは間違いないわけでございますから、前向
○佐々木静子君 大阪の弁護士会には、耳のこえない方で弁護士活動を全く十分にやっていらっしゃる、また聾唖者の方々から非常に頼りにされて、聾唖者の人権を守るためにもそういうことで大変に喜ばれている方も現にいらっしゃるわけでございますので、これは目の見えない方が法曹になられるということは、その方の機会均等の問題だけではなしに、社会的にもいろいろな大きな意味を持つものだというふうに思うわけでございます。だといって
○佐々木静子君 本日は、先日の法務大臣の御所信の表明に対する質問をさせていただいて、それから個々の問題について私は尋ねさせていただきたいというふうに考えておったわけでございますが、大臣がまだお入りになっておりませんので、御所信に対する質問という部分は順序を後に移しまして、まず、司法試験の受験の事柄について法務省の方にお尋ねいたしたいと思います。 司法試験が非常に門戸を広く開放している国家試験であるという
○佐々木静子君 このように登記数が激増したということは、何といいましても、ことしあたりは多少頭打ちかも知らないですけれども、例の悪名高い日本列島改造論の影響度、土地ブームによるもの、不動産ブームによるものだと思うわけでございますけれども、そういうようなブームを巻き起こしておきながら、最も不動産についての権利関係を扱わなければならないところの肝心の登記職員の増員が思うようにできておらない。そういうことから
○佐々木静子君 いまのお答えの中から、定員法で八百三十八名が減らされ、さらに今度三・一四%というものがまた減らされるというふうなうわさが出ているわけでございますが、そのあたりの、こうした状態からまだ職員が減らされるのではないかということで、法務職員あるいはまたこれに関係する司法書士の方々、その他関係する業界の方々もたいへんに心配をしているわけでございますが、大体、人員の増減の見通しというようなものを
○佐々木静子君 私は、きょうは法務局の特に登記関係の登記所の問題について民事局長にお伺いしたいと思います。 この十年間に、登記のいわゆる甲号事件が数の上で二倍、乙号事件が約四倍と大幅に事務量が増加して、登記所は非常に忙しくて繁雑な状態であるということは私から申し上げるまでもないことでございますけれども、その間の人員が、昭和三十九年に七千七百三十八名であったのが、本年昭和四十九年においてわずか八千八百八十一名
○佐々木静子君 これに関連してお伺いしたいのですけれども、実は私も仕事の関係で、数年前に和歌山県の市会議長の選挙で、これも大臣の所属していらっしゃる政党のことで申しわけございませんが、自民党の市会議員の方々が党として推す市会議長候補をきめるために、その市会議員のうちの自民党の方々ばかりが集まって、そして候補者になろうとしている某氏から一席、席を設けられて食事をともにした。私はそのときに出席した保守党
○佐々木静子君 私どももそういうことがあってはいけないと、いまおっしゃるとおり、ないことをこいねがっているわけでございますけれども、もしそのようなことが起これば、これは大臣も好ましいことだとはむろんお考えになっていらっしゃらないわけですね。非常にいいことだとお思いになりますか、どうですか。
○佐々木静子君 それでは私は引き続きまして、先ほど来矢田部委員からの御質問のありました金脈問題に関連しまして、若干質問させていただきたいと思います。 まず、先日来国民の大きな世論、そして国会における野党の追及などによりまして田中総理がいよいよ退陣の表明をするに至った。しかし、その後いろいろとりざたされているところによりますと、すでに後継の首班をめぐっていろんな問題が裏で取引され、そしていろんな動きがあるというふうに
○佐々木静子君 この当事者の申告があったかなかったかということを非常に局長は問題にしておられるようですけれども、これは申告があるかないかは、私は、さほど問題じゃないと思うのです。私の調べておるところでは、むしろ買い主、結局田中ダミーから頼まれた売買ブローカーが農民から白紙委任状を取ってあるいは申告したのではないか、あるいはというよりもそうである、というように私は考えておるのでございますけれども、これはその
○佐々木静子君 まずこの物件が、多くの農民が所有しておった土地を田中角榮ファミリーあるいは田中角榮ダミーといわれる人々の手によって買収が進められ、そしてそのいわゆる田中ダミーの手によって日本住宅公団に売却をしようとした、そして公団が買収する経過において、昭和三十八年五月五日に大阪支所長会議で、この地区の開発について、これは買収するに値するという決定をして、急遽買収が進められたわけでございますが、まずその
○佐々木静子君 それでは、私はこの例の田中金脈の問題の追及に続きまして、大阪府光明池団地の問題について質問をさしていただきたいと思います。 まず、この光明池団地、私から御説明申し上げるまでもなく、これはすでに当委員会でも取り上げられてきた問題でございますが、和泉市の三林町のこの山林、そのほかの山林、原野、農地などを含めまして約三十数万坪というものが、これが農家から転々譲渡され、そして住宅公団が買収
○佐々木静子君 それでは私が午前中の質問に引き続きまして、いわゆる田中総理をめぐる金脈の問題について質問を続けさせていただきたいと思います。 午前中からの質問を伺っておりますと、ともかく各省とも地方税法あるいは所得税法をたてにとって秘密を守らなければならないということで、国会の国政調査権というものはどこにあるのかと思われるような、問題にならないような答弁しか伺えなかったわけでございますが、この地方税法
○佐々木静子君 いま松永委員から御発言のございました件でございますが、私の報告書の中に、網走刑務所の移転あるいは縮小というようなことにつきまして現地の方々から陳情があったということについて、その事項について報告を申し上げなかったのは次のような事情によるものでございます。 いま松永委員からもお話ございましたように、これは委員派遣の以前におきましても、おそらくわが党だけではなくて各党の法務委員に陳情があったと
○佐々木静子君 委員派遣第二班の調査の結果を報告いたします。 委員派遣の第二班は、白木義一郎理事、岩本政委員と私、佐々木の三名が十月十四日から十九日までの六日間、北海道内の札幌、旭川、釧路の各地において裁判所及び法務省関係各庁の管内概況並びに庁舎施設の営繕状況について調査してまいりました。 調査の対象は、札幌高裁、同地裁、同家裁、札幌高検、同地検、札幌法務局、札幌矯正管区、北海道地方更生保護委員会