政府はこれらに對しましていろいろの保険制度とか國あるいは勞働者の保護に關する施策を行わんとしておりますが、今までのような官僚の獨善的なペーパー・プランでは、この重大問題は決して解決はできないのではないかと思うのであります。勤勞者の多年の要望でありました勞働者が生れまして、特に勞働運動の實踐者でありまする米窪國務大臣が初代の勞働大臣として、この重責を擔つて立つておられます。
尚それでも救われない者に對しては失業手當、或いは失業保険等の救濟制度を設けて救濟して参りたい。そうして以て日本の勞働力の温存を圖りたいというのが、我々の念願するところでございます。
今すぐに失業保險ということはできませんで、又これが實施されましても、失業というのは就職しておつた者が或る何かの機會によつて失業した、そうして而も失業保險は御承知の通り掛金をして、そうしてその掛金をした後において、或る期間經過した後においてその保險の給與を受けるということになりますから、歸還して直ちに失業保険の適用を受けんということは言うまでもありませんが、然らばその期間、これらの業務のない人はどうすれば
まず第一に郵便貯金と簡易保険の保険料の最高額、これをもう少し上げる意思があるかという問題、第二としてそうした郵便貯金や簡易保險は大藏省への預入金となるのでありますが、遞信省から大藏省への預入金について、これは原則として遞信事業に對しては優先的に使わしてもらうのだという——遞信省が優先權をもつという交渉を大藏省にすることは、政治的な意味もありますが、獨立採算制を遞信省に迫つてくるならば、遞信省からの大藏省
なお引續いて、國立公園その他觀光事業に關連ある厚生省所管事項については、一松厚生大臣と、公衆保険局長三木君を煩わすことにいたしたのでございます。最後に貿易館、バイヤー接遇、その他觀光事業に關連ある商工省所管事項については、貿易廳次長新井君を煩わすことにいたした次第でございます。 實は時間の關係もありますので、各省におかせられましては、大體十五分平均ずつの御説明を願いたいと思います。
○福田委員長 次に、國立公園その他觀光事業に關連ある厚生省所管事項について、厚生省公衆保険局調査課長飯島君御説明を願います。
御指摘の点についは、たとえば船員労働を厚生省へ包括すべきであるという意見もあり、また船員労働はその特殊性、従来の歴史、また行政官庁として船員労働と海事行政は切り離すことはできないというようないろいろな事情、こういつたことで船員労働の所轄事項と、それから船員保険というものが運輸省に残つておる、こういう点においては、連絡調節の機関を労働省に設けまして、両者の間に事務の支障のないようにやつていきたいと思うのでございまして
○一松國務大臣 労働省を設置いたしますために、厚生省から労働省の方に所管賛をいたしますものは、いわゆる保険制度に関する問題でありますと同時に、職業方面の行政に関するものであることは言うまでもないのでありますが、そうすると厚生省に残るものはどういうところが、重点であるかというと、保健衛生に関することが厚生省の最も重点でありますし、社会衛生、これらのことは、これまた重要なる厚生省の任務であります。
○一松國務大臣 一体保険制度が一本において運営せられることが適当であるか、あるいはこれが分離して運営せられても支障を生じないものであるかということは、保険制度を研究する上において、最も関心をもたなければならないことは言うまでもありません。私の信念は、今いろいろ保険件制度が行われておりますが、それらのものは、将来は社会保障にまで進まなければならぬということであります。
それはこの前もちよつと申し上げましたように、たとえば交通事故のような場合において、ただちに故意、過失を問わず賠償しなければならないことにすることは、被害者にとつて非常に救濟を與えることになりますが、また加害者の面も考えなければならないので、やはりそういう場合においては、責任保険というふうな制度ともににらみ合わせて考えなければならない。
それから昨日から言われておりました失業保険法、失業手當法が今議会に提案されると承わつておりますが、会期が切迫してぎりぎり一ぱいに出されては十分に審議ができません。準備に時間がかかると思いますが、この法案は余裕をもつて提案されまして十分に審議をしたいと思いますので、そういう心構えがあるかどうかということを承わつておきます。
そうしてなほかつどうしても就職ができない人に対しては、失業保険、失業手当等によつて救済していく。こういう三段の構えでやつていきたい、こういうぐあいに考えておるのであります。
またこの機会に申し上げたいのは、勞働省の所管に移りました勞災保険、これは勞働基準法の裏づけとなるべき保険でございまして、これも七月一日から実施する予定であつたのでございますが、勞働基準法との関係、平均賃金の査定等という問題で遅れておりますが、大體九月一日を期して実施したいと考えております。
次に国民健康保険の保健婦の関係でございますが、国保組合に所属いたしております保健婦はその数も最も多いのであります。その帰趨は私どもといたしましても非常な関心事であります。しかしながらこれを今直ちに保健所の所管に移しますことは、諸般の事情もございますので、事実上にこれが弊害を伴わないような運営のいたし方をやりたいということで今日まいつておる次第であります。
次は国民健康保険組合に所属いたしております保健婦の実情は、実に寒心にたえざるものがあるのであります。国民健康保険組合に属している保健婦は、ただ単に組合の役員あるいは組合の事務ほ補助をいたしますとか、あるいはせいぜいお茶汲みをする程度でございまして、国民健康保険組合において、いわゆる保健所あるいは保健婦の業務を完全に遂行しているということは、ほとんど認められないのであります。
私のいつもの考えは、労災保険が労働省に行く場合における経緯等が、いかにも米窪国務相と私の間に意見の衝突があつて、閣内不統一であるかのごとく新聞等が書かれましたが、あれはそういうことじやない。問題は保険というものは将来社会保険にまで進んでいかなければならないのだからして、一本にしておいた方がよろしい、分割すべきものではない。これが私の建前。
ただこれは、お話の中にもありましたように、労働者災害扶助などにおきましては、工場等が無過失的に労働者に災害の賠償をしなければならぬことになつておりますが、これは一面御承知のように労働者災害扶助責任保健法というのでありまして、一方において責任保険の裏づけによつて行われているわけでありまして、どうしても無過失損害賠償をする、それと同時にその裏づけに社會保險のような何らかの責任保險の制度を考え合わせていかなければならないかと
また根本的な問題といたしまして、火災の幾多の原因、また火災を予防するところの建築の構造、あるいは都市計画の問題、あるいは火災と損害保険、その他の問題、あるいは消火器具機械の問題、あるいは火災の予防の戦術の問題、こういう問題について従来わが国におきまして、十分なる研究機関というものはなかつたのでありまするが、近く火災に関する特別なる研究所を中央に許けまして、そしてこれを根本的に科学的に研究をいたし、消防
そこで先ほど申しました今後における船員の需給見込みからする三千人の過剰船員をどうするかという問題につきましては、もちろんただいま申しましたこれらの施設を擴充することも一案でございますが、また新しい船員の失業保険によりまして、船員の離職後の職場を安定さしたいと考えておるわけであります。
第八點といたしましては、これはその他いろいろなものでございますが、たとえば家畜保険法とか、あるいは農業保険法、あるいは小作調停法、地方競馬法、こういつたような法律に基きまして、それぞれの影響がございますので、その點をなおしていかなければならない。あるいは場合によりましては、從來の農業會法とか水産業會法、あるいは漁業協同組合法、そういつたものにも改正をしていかなければならないのである。
○東政府委員 現在お説のごとくに醫薬品、醫療品ともに量において非常に缺乏いたしております際でありますが、特に國民健康保險の立場からのお話合もございまして、醫薬品、醫療品等を扱つております醫務局におきま、ても、現状において許される範囲と申しますか、一般の日本全部の醫療關係者に封する配給の不十分なのを一層不十分にして、それを非常に混乱に陷れるごとなく、しかもなお國民健康保険に協力される醫者の方々にできるだけの
どういうわけかと申しますると國民健康保險組合が強制加入権ある、あるいは國民の全般が國民健康保険組合にはいることを私どもは望んでおるのでありますが、そういう状態になつたとき、初めて今のお話が成り立つのでありまして、國民健康保険組合に加入するということが自由である限りは、特に國民健康保險組合にそれだけの藥を特別配給するということは人道上の大きな問題になると思います。
何はともあれ、この國民健康保険制度に對する今後のいろいろな方向を決定いたしまするためには、まず技術者に對する禮儀をもつてするという心構えが必ず加味されますようにお願いいたしておきたいと思うのであります。 それからもう一つは醫療審議會の構成でありますが、現在の醫療審議會の構成は、從つて審議會の委員の構成は、どういうふうになつておるのでありましようか。もしこれをお示し願えれば便宜かと思います。
それから赤十字社、全日本醫療從業員組合協議會の代表者、全國農業會の代表者、全國立病院職員組合の代表、濟生會の會長、厚生省の顧問、それから健康保険組合連合會の常務理事、國民健康保険組合連合會の代表、それから産婆看護婦保健婦業會の理事長、それからまた療養所關係として國立療養所竝びに日本醫療團の療養所の代表者、あとは大體政府部内の各關係官聽の内務省、大蔵省、経濟安定本部、厚生省の官吏がはいつておるのでありますが
更に土地問題、土地改革に関連いたしまして、これの裏附けとなる協同組合の建設及び農業保険の制度の確立ということは欠くべからざる條件となつておるのでありまするが、土地改革は既に進行しつつあるに拘わらず、この両制度に対して来た成案を得ておらんようである。今議会にこの制度が提案さるる準備が十分整つておるかどうか。御所見を伺つて置きたいと存じます。
私は多数の人の大切な財産を預かる金融業者が、戰時中のように無茶苦茶に貸附を強要せられ、而も戦後は補償を打切られましたことによりまして、ひどい目を見た者は、銀行或いは保険業者ではなくて、実に預金者及び各保険の加入者、即ち國民一般大衆であつたのであります。
このやむを得ず生じました失業者に対しましても、失業手当法あるいは失業保険法、その他國家公企業政策によりまして、餓死するものなき方策を立てようと、努力しつつあるのであります。機構整備につきましても、細心の注意を拂つて努力するつもりであります。 食糧問題につきましては、農林大臣から御答弁があると思います。 最後の政党政治のあり方についての御意見であります。
又更に産業合理化による失業対策が起こることは当然である、当然でありまするが、この失業対策に対しては、失業保険或いは失業手当、消極的の問題であつて、積極的に我が國の産業の振興を図るについて、この失業対策を如何にするかということの、なにやら具体的な案を示されておらない。
それから失業対策につきましても、ただ解雇手当てであるとか、失業保険であるとか、そういう消極的なものだけを考えておる次第ではございません。政府としまして、緊急対策としまして、緊急対策に考えておりまするように、先ず輸出が再開されるにつきましては、輸出振興といつたような方面において、積極的に就業の機会を殖やしますると同時に、公共事業等につきましても、失業者就労の機会を與えたいと思つておるのであります。