1947-07-28 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第8号
内容全体が、どちらの負担によつてインフレーシヨンを防ごうとするかという点、負担をかける側がこれでいくと、俸給生活者の方の犠牲でやろうとする。これはわれわれ賛成できない。字句でなく決議の精神です。
内容全体が、どちらの負担によつてインフレーシヨンを防ごうとするかという点、負担をかける側がこれでいくと、俸給生活者の方の犠牲でやろうとする。これはわれわれ賛成できない。字句でなく決議の精神です。
今日俸給生活者の生活困窮であることは、これはもうどなたも御承知のことと思います。その中でも特に私は裁判官並びに檢察官の苦衷をまのあたり見ております。というのはそんなことはいかぬか知らぬが、直接國民に接している行政官であるならば、何かと便宜があります。けれども國民と全然離れ、しかして品位を保つていかなければならぬ司法官においては、何らの便宜もありません。
彼らは、実に他の俸給生活者に比べまして劣惡なる待遇とその境遇に甘んじて、その華やかならざる地位と劇務に耐えまして、農民とともに奮闘努力してまいつたのであります。しかも將來におきましても、これら農業技術員の任務はますます重大でございまして、農村の科学化、高度生産の研究と指導には、彼らに期待するところが実に大なるものがあるのであります。
(「ノーノー」「ヒヤヒヤ」)殊に東京付近の労働者や俸給生活者が、四月の家計において黒字を出しておる点などは、われわれの不可解とする一例であります。
私は一俸給生活者といたしまして、全國の知識階級並びに俸給生活者に代りまして、どうか知識階級に対する失業対策について、今から十分な準備をお願いいたしたいと思います。これを救うものは科学技術の振興、並びに中小工業の復興と結び付かなければなりません。
かくのごとき大量的な失業者の現存する上に、さらに企業整備、賠償施設の撤去等によつて、百万に近い労働者、俸給生活者が、失業者として街頭に放り出されようとしております。資本家は、企業整備と從業員の縮小整理とを同意語に解釈し、一斎に企業整備、すなわち人員整理を呼号しておるようであります。