1947-07-25 第1回国会 衆議院 本会議 第17号
茨城縣廳の実例を申しますと、茨城縣におきましては、昨年度、昨年の七月一日から十月までにおきまして、地主の保有米を全部供出するというような決議があつたにもかかわらず、供出はまつたくなされていないわけなのであります。現在供出が一一〇%にいきませんで、一〇三%何がしかに止つておる。
茨城縣廳の実例を申しますと、茨城縣におきましては、昨年度、昨年の七月一日から十月までにおきまして、地主の保有米を全部供出するというような決議があつたにもかかわらず、供出はまつたくなされていないわけなのであります。現在供出が一一〇%にいきませんで、一〇三%何がしかに止つておる。
(拍手) 私は、三十年の間、親の代から一町二反の水田をつくつておるものでございますが、今年一一〇%の供出をいたしたために、九人家族で十二俵の保有米を割つて供出いたしたのでございます。しかるがゆえに、五月二十日から配給を受けておるのでございます。しこうしまして、私が保有米を差引いて自由貯金でもらつた四十俵の代金が、八千八百円でございます。
○加藤隆太郎君(続) 私はいま少々時間を拜借いたしまして、はしよつて申し上げますが、かようなわけでありまして、この際この制度——もちろんいろいろ御苦心の点はお察しいたしますけれども、どうか面目にこだわることなく、この際断然、農家の保有するであろう余剩保有米に対しましては、敢然として自由処分に任されるような処置をとられんことを進言するものであります。
それから保有金と申しますか、金地金等につきましては、これもやはり昨年省令によりましてその報告を取り、所有者からこれを政府に納めて戴くという措置を講じておる次第でありまして、全部旧保有金と申しますか、過去において存しました金地金並びに新らしく本邦に生産されます金については、全部政府がこれを一括して買上げる方法によりまして、連合軍の管理下に置かれる、こういう体制をとつております。
五月一日現在の運營會保有船員は約四萬四千人であります。それに對しまして現在保有しております船腹に對應する船員の所要見込數は三萬六百七十一名であります。そこで約一萬三千人の過剰船員が出るのであります。しかしながら新しい造船によりまして、新しく船ができますために船員を配乗しなくてはならぬ。あるいは船員を學校に收容する。
そういう情勢に對處いたしまして、昨年の二月十七日に隱退藏物資等緊急措置令というのが施行せられまして、一定の物資を保有しております者に對しまして、申告の義務を課し、またある種の特定物資を指定いたしまして、必要がある場合には、主務大臣竝びに地方長官が、讓渡命令を發し得るという措置が講ぜられたわけであります。
ゆえに私が先ほど大量に集められたというのは、日本軍が集めた、これが終戰まぎわまで相當な大量を集められておるのですから、どこか國内に保有されておると思う。ところがちつとも杳として消息が知れない。非常に高額なものに現存はなつておりますから、適當にこれは國内に處分をされたいと思います。その前にまず調査がいるので、正確な調査を希望する次第であります。
昨年はようやく生産者がなつとくするように、生産者の保有を認め、そうしてその餘つたものだけを供出せしむるという、一應理論が合うような供出制度を考えられたのであります。しかし結論においては強制供出、強權の發動をしなければならないことになつたのであります。
緑故米制度を考えたことについて、農家の現在の保有量をどれくらいに見ておるかという御質問でありますが、現在農家は昨年の米をいくら保有しておるかということる算定することは理論的には困難であります。困難ですが、農民諸君に米があるかと問えば米はないと答える。絶對ないかと言えばそれはある。ここに現在の農村に米があるかないかということの微妙な問題があるのであります。
次に、財産税等の関係で政府の手を通じて処分される株式の数量についての委員の質問に対しまして、政府当局より、証券処理調整協議会を通じて処分される株式は、持株会社整理委員会の保有株式二十七億円、制限会社及び特別経理会社の株式六十億円、財産税の物納株二十九億円で、合計百九十五億円であるとの説明がありました。
これで自動車の總數を見てみますると、大體十一萬七千輛でございまして、この輛數は昭和十四年から十五年の保有輛數の間にございます。大體昭和十一年度に比べまして、總數におきましては八〇%ぐらいにあたつておるのであります。從いまして戰前の状態に比べまして、二割程度落ちておるような状態でございます。
なお一應拂下げ車輛は、運輸大臣におきまして、民營でやりまする場合におきましても、車輛の所有權を保有し、責任をもつて運營を確保するという行き方をとつておりますために、私どもといたしましてはできるだけこれを管理經營として、使われる業者につきましても制限をして、特に必要性の大なる地域におきまして、そこの關係の業者の方に使つていただくという行き方の方が、輛數もあまり多くございませんし、いいのではないかと考えまして
食糧危機突破は、生産費を償う適正な價格で買上げまして、民主的供出制度を確立いたしますならば、供出は完全に出來ないのでありますし、余剰米はもとより、農家が欣然として保有米を割きまして都市に送るような、真に農民を信頼し農民に信頼されるところの政治を行なうのが第一であると存ずるのでございます。
第五に家族構成、從つて必需保有量がこれであります。ところが從來の少くとも末端の供出割当におきましては、その五つの要因の中に、第一の耕作面積が殆んど支配的な割当基準になつていた。いわゆる反別割に近いものであつたことは周知の事実であります。凡そ科学的な供出割当とは縁の遠い不合理な方法であつたと言わねばならないのであります。
現在の供出制度は、耕作物を対象といたしまして、農家に一定の保有量を持たして残量を供出さす制度で、一定の食糧確保が目的であつて、増産を目的としておらない政策であると思います。
第二に、政府は今後の配給米は値上げするということでありますが、いまや農村は、一一〇%供出強要で、ほとんど自家保有米も供出させられておる現状であります。このために、食糧増産に挺身した百姓が獄屋につながれたり、さらに一家みなごろしにしたという、驚くべき社会問題を惹起しつつあるのであります。まことに涙そのものなのであります。百姓は、今年の作付に当り、また強権の種をまくのかと放言しているのであります。
一面また供出關係から申し上げますと、現在の供出は實收量制をとつておりまして、そうして現にこれらの食糧が收穫され、それらの實收量がいくらあるかということによつて、保有量を差引いた殘りの全額を供出させるという仕組になつておるのでございます。
すなわち、資材問題にいたしましても、鋼材以外の物資の納入もだんだんよくなつてきておりますし、また坑木のごときも、一應息をつく程度に炭鉱の保有があるようになりつつあります。特に最も大きな問題であつた炭價の前ぎめ制度も、急速に解決いたしまして、ごく最近、九月までの價格も発表される運びとなつております。他方運轉資金、企業資金の放出も、次第に円滑になりつつあります。
幸いに木村君も御承知の如く、現在までのところ各種の隘路も逐次打開されつつある状態でございまして、即ち資材問題にいたしましても、鋼材以外の物資の投入もだんだん良くなつて來ておりますし、又坑木の如きも一應息をつく程度に炭鉱に保有があるようになりつつあります。
今日の銀行にて自己の資産を保有するものは実に少いのであります。全部が預金者の金であると申しても差支えないのであります。私は多数の人の大切な財産を預かる金融業者が、戰時中のように無茶苦茶に貸附を強要せられ、而も戦後は補償を打切られましたことによりまして、ひどい目を見た者は、銀行或いは保険業者ではなくて、実に預金者及び各保険の加入者、即ち國民一般大衆であつたのであります。
ただこの機会に我が國の海運力につきまして、ちよつと触れたいと思うのでありますが、御承知のように世界の三大海運國といわれました我が國は、従來船舶六百数十万トンを保有しておつたことは、皆さん御承知の通りでございます。然るに戦時中これの五分の四に当たります数量を失いまして、現在では百三十余万トンの船舶量を保有するに過ぎません。